夏休み企画第二弾として、ジブリの「崖の上のポニョ」を観に連れて行ってやった。
ジブリものはほとんど押さえている私だが、劇場鑑賞はなし。
今回、夏企画にかこつけて、全画手書き、という作品を自分が観たかったのもあった。
ジブリものはほとんど押さえている私だが、劇場鑑賞はなし。
今回、夏企画にかこつけて、全画手書き、という作品を自分が観たかったのもあった。
下のおねえRの保育園のお友達を2人連れて、子ども四人と行った。
上のおねえNは先日、「犬と私の10の約束」で経験済みだが、
Rとお友達は、映画自体が初めてのこと。
上のおねえNは先日、「犬と私の10の約束」で経験済みだが、
Rとお友達は、映画自体が初めてのこと。
朝一を狙ったが、到着してチケット売り場に行くと、既に前列しかあいていないという。
次回を待てる余裕なし。(ヘルパーさんの時間で)
ということで、前2列目という、すごい位置取りをさせられた。
次回を待てる余裕なし。(ヘルパーさんの時間で)
ということで、前2列目という、すごい位置取りをさせられた。
入ると、やっぱり、朝一にしてはかなり多い。前2列は、座ってみてもかなりシビアな席だった。
こどもたち、大丈夫だろうか。
こどもたち、大丈夫だろうか。
ずらっと並んで座り、予告編が始まった。
この予告編は、いつもながら、曲者だと思う。そこまでハードなものはなかったが。
子どもたちの顔も、ひええ、だった。(ここで子どもたち、かなりダメージを受けたにちがいない)
この予告編は、いつもながら、曲者だと思う。そこまでハードなものはなかったが。
子どもたちの顔も、ひええ、だった。(ここで子どもたち、かなりダメージを受けたにちがいない)
ようやく始まったが、
すぐにいかにも
手描きな海の絵からスタート。
なるほどねえ、
と見始めた。
この崖の上の、
そうすけくんの家が、
一番象徴的であり、
印象的だった。
途中、一緒に行ったお友達が「こわい」と言って抜けたが、後半は復帰してラストはチェック。
映画初体験の子どもたち、
やっぱり前列はしんどかったようだった。これは、ほんと、申し訳なかった。
でも、それを差し引いても、
園のお友達はほとんど、もともとテレビをみない(みせられていない)子どもたち。
いきなりの大画面、いきなりの大音量、かなり、刺激があったように見えた。
やっぱり前列はしんどかったようだった。これは、ほんと、申し訳なかった。
でも、それを差し引いても、
園のお友達はほとんど、もともとテレビをみない(みせられていない)子どもたち。
いきなりの大画面、いきなりの大音量、かなり、刺激があったように見えた。
「首が痛い」
「音がうるさかった」
「音がうるさかった」
ポニョどうやったー?と尋ねると、そんな答えが返ってきた。
そこででさらに聞いた。ポニョのおもしろかったところとか、こわかったところとかあった?
そこででさらに聞いた。ポニョのおもしろかったところとか、こわかったところとかあった?
「うーん?」
「わからーん。」
「魚の時がかわいかったねー。」
「妹たちがたくさんおったねー。」
「カエル(半魚人)の時が、ちょっといややったー。」
かなりがっくりな貧弱回答。あ、そうー。そっかー。そんなもんー?
制作趣旨で、原点回帰だ、子ども目線だ、と、言われていたこの映画。
試写会での子どもの反応が芳しくなくて宮崎監督はがっくりした、という報道もあったが、
我が娘たちの反応も全く、「芳しくない」。
試写会での子どもの反応が芳しくなくて宮崎監督はがっくりした、という報道もあったが、
我が娘たちの反応も全く、「芳しくない」。
どちらにせよ、子ども目線で作られたらしいこの映画は、
連れて行った四人の子どもたちからは確実に、「いまいち」の評を受けた。
先日、娘たちを連れて行った、夏休み企画第一弾、
劇団四季の「ライオンキング」観劇後の反応と、なんと違うことか!
連れて行った四人の子どもたちからは確実に、「いまいち」の評を受けた。
先日、娘たちを連れて行った、夏休み企画第一弾、
劇団四季の「ライオンキング」観劇後の反応と、なんと違うことか!
テレビや映画などは、大人が誘導しなければ、特に小さな子どもは見ることはない。
「テレビばっかりみて」、とか、「ゲームばっかりして」、
と、後で嘆くようになる要因は、大人が自身で作っている。
「テレビばっかりみて」、とか、「ゲームばっかりして」、
と、後で嘆くようになる要因は、大人が自身で作っている。
2歳以下の乳児の脳発達について、テレビ視聴の影響が大きく取りざたされていたが、
娘たちの映画への反応や、
テレビを見ながらテレビに魅入られているかのような感じや、
こんなアニメであっても、物語が頭にあまり入らないほどの、違う刺激を受けている姿を見るにつけ、
乳児の問題だけではないな、これは、と、改めて危機感を持った。
娘たちの映画への反応や、
テレビを見ながらテレビに魅入られているかのような感じや、
こんなアニメであっても、物語が頭にあまり入らないほどの、違う刺激を受けている姿を見るにつけ、
乳児の問題だけではないな、これは、と、改めて危機感を持った。
まあ、実際、テレビさえ見せとけば子どもはおとなしい、とよく言われるくらいで、
その時間は大人は束の間?の自由時間を取れることは、
実際3人の親になってみると、よくわかるし、
自分もテレビ視聴時間に助けられたことは多いから、偉そうなことは言えない。
その時間は大人は束の間?の自由時間を取れることは、
実際3人の親になってみると、よくわかるし、
自分もテレビ視聴時間に助けられたことは多いから、偉そうなことは言えない。
でも、少なくとも、まだお話も理解できないくらいの子どもには、
できるだけ、映像刺激よりも、ライブ刺激をふんだんに与えた方が、いいと思う。
テレビ視聴は、これくらいいいでしょ、という低い入口に入ってしまって、
いざ出る時に、びっくりするほど高い所にいて、もう降りられなくなるのに似ている気がする。
できるだけ、映像刺激よりも、ライブ刺激をふんだんに与えた方が、いいと思う。
テレビ視聴は、これくらいいいでしょ、という低い入口に入ってしまって、
いざ出る時に、びっくりするほど高い所にいて、もう降りられなくなるのに似ている気がする。
人間の感性は、簡単にお手軽に作られていくものでは絶対にない。
絵本を読みきかせたり、実際触ったり、においを嗅いだり、きれいな空や海を一緒に見たり、という、
地道に目立たないことの積み重ねだと思う。
絵本を読みきかせたり、実際触ったり、においを嗅いだり、きれいな空や海を一緒に見たり、という、
地道に目立たないことの積み重ねだと思う。
ちなみに、大人の私の感想は、というと。(全部見ていないので、総合評価はできないが)
観る前からの極端ともいえる賛否両論を見聞きしていたので、ちょっと色眼鏡付きで見はじめた。
ポニョの手描き感は、昔子どもの頃大好きだったハイジやコナンみたいな趣があって、
懐かしさを感じて好ましかったし、
♪ポニョポニョポニョさかなのこ~♪のテーマソングは、頭の中をぐるぐるまわるが、
ジブリ作品の「何度も観たいリスト」には、遠く入らんかなあ、という印象。
私にとっては、「もののけ姫」以降、ずっとヒットなしなのだ。
ポニョの手描き感は、昔子どもの頃大好きだったハイジやコナンみたいな趣があって、
懐かしさを感じて好ましかったし、
♪ポニョポニョポニョさかなのこ~♪のテーマソングは、頭の中をぐるぐるまわるが、
ジブリ作品の「何度も観たいリスト」には、遠く入らんかなあ、という印象。
私にとっては、「もののけ姫」以降、ずっとヒットなしなのだ。
まあ、ここまで議論が巻き起こるのも、話題作、であることには間違いないからか。
個人的にはすでに息切れを感じているが、まだまだやれるのか?ジブリ?次はいずこへ?