みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

おまるを貸してもらいました

週明け月曜通園できるのは久しぶり。
昨晩は0時半ごろ寝てくれたのに1時過ぎにまた起きて、そのまま2時半までは母は覚えているが。
朝も少し目を覚ましたが、すぐにまた眠り、
移動中まで寝てくれて、到着して少しして起きた。

全体的に好調で、なかなかいい感じ。
食事時も、経口練習はいまいちだったが、
吐きもせず、ごきげん。

センターと、先生方のご厚意で、
古くて使っていないおまるを、力用に足にげたを履かせ改造し、貸してもらえることになった。
先日、おまるでおしっこ成功二回連続を受けてのこと。

おまるを生活用品として補助申請できるのは3歳から。
これからの季節はおしっこトレーニング最適期だが、力は秋生まれなので微妙に間に合わない。
この機を逃したくないなあ、と思っていたので、ありがたかった。

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座面が便座型になっているだけで、ぱっと見は椅子。
おしっこ受けもついていて、引き出し状に引き出せるので、掃除もらくらく。

全部でなく一部だけでも自己排泄できると、きっと気持ちいいだろう。
ぼちぼちがんばれー。

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帰宅移動中は寝てくれて助かった。
うちに帰ると起きていたが、
看護師さんが帰った後に、
すとんと寝てしまった。
遊びながら固まって寝てしまって、
おもしろい形になっていたので激写。

そうそう、今日の活動は、言語聴覚士さんからの声掛け指導~乾布摩擦編だった。

乾布摩擦をしているところを録画してもらってそれを見ながら、
それぞれへのアドバイスをしてもらいながら、声かけの勉強会。

今のクラスの皆さん(お母さんたち)は、長子が多いにもかかわらず、とても声かけ上手だ。
とても感心する。前向きに子どもたちとかかわっている様子がわかるので、
見ていても、うれしい、いい気分になる。

障害やいろいろがあると、生活自体にも、子どもへのかかわりも、
なかなかポジティブになれない人も多いと聞くし、それはしょうがないことだろうとも思うが、
意外に、
テンション上げていかなきゃやってらんない、楽しくしたもん勝ち、
みたいに開き直って前向きな人もたくさんいるので、いいなあと思う。

病気や障害や、いろんな理由があって、ちょっと大変、な当事者は、
逆に、
健康や命や家族の大切さありがたさを、実際、身近に感じながら毎日を過ごすので、
当人も、以外の家族や周りの人たちにとっても、実は、
とても貴重な意識付けや機会を与えてもらっているのだと思う。

人として基本の、「命」や「健康」の面で大きな問題がないとかえって、
ちょっとした些細なことで悩んだり、ないものねだりをしてしまうことも、あるのかもしれない。
生きていること自体の意味に無頓着だったり、意識が軽い気がする。
最近の犯罪等を見ても。

生きるって大変だけどおもしろい、そう子どもたちが思ってくれるようになれば、
それこそ、親としての「醍醐味」だと思う。