みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

9週目~作るだけじゃない

9週目ともなると、とうとう、自分で作って冷凍保存しておいた食べ物を食べる、という段階まで来た。
また、家電店に行けば、今まで目にも留めなかった調理用品に目が行く、というのだ。
かなり、意識が変わった、ということだ。

「フードミキサーにくぎ付けになった、これ便利やねー。」
とのメールに、うちにあるから今度持って帰れば、と返すと喜んでいた。

また、食材調達の手間を感じてきたらしい。
夫の居宅からスーパーまでは徒歩15分ほどあるらしく、
雨の日など、牛乳や卵などを持ち帰るのが大変だと、話していた。
「やっぱり、宅配食材って、いいねー。」
と言う。

自宅では、当地に転居してきて以降、私が超ハードな生活をしていたため、
買い物に行く時間が全く取れずに、生協宅配に頼っていた。
消費量が多い牛乳(特に私が飲む)について、
組み換え遺伝子原材料の心配がない瓶ものを取り扱っていたのが、まずは、のきっかけだったのだが、
食不信の現在に至っては、そこそこに出所がはっきりしている食材というのは、
少々割高感はあっても、子どもがいる家庭には安心なのでは、と思っている。
(それでも100%安心と言えないところが怖い。)

食材宅配は、今、いろんな業者が乱立しているが、
通販系(Oisix、らでぃっしゅぼうや等)も、食事宅配系(ヨシケイタクショク等)も、
決してリーズナブルとは言えない。
地味だが、全国各地にある、生協宅配システム、が、
ぎりぎり、一般家庭にとっては利用できるサービスではないかと思う。

一応、夫にもすすめておいた。


さて、9週目は、夫、自分の大好物、ペペロンチーノを作ってみたらしい。
家にちょうど材料があったから、という。
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にんにくは、国産特に青森産が断然おいしいけん、と伝えておいたら、
スーパーによって、値段が違ったけど何で?と言っていた。

店舗や品物による違いがわかってくれば、食材買い物ももっとおもしろくなるわよ。

家での食事は「作るだけ」じゃない。
食卓に並ぶまでのいろんな大変さ、少しは実感できてきたか?

ちょっとは気が付いてきたってことで、70点にしとこう。