みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

寝返り

先日初めて、自力寝返りをした。
今までは、間違ってうつぶせになってしまうが、
そのままいもむし状態でごろりと転がって苦悶の表情を浮かべるばかりだった。
今回は、ごきげんでゴロゴロしていると勢いあまってうつぶせになり、
そのまま、下になった方の手を自力で抜いて、顔が下向きの、まさにうつ伏せ状態。

通常、赤ちゃんの寝返りは、顔を横に向けたり、手をつくか背をそるかして、
顔が真下につかないように自然となるのだが、
力は体をコントロールする力も、腕で支える力もまだついていないため、
手は足側に下ろしたままあわあわと微妙に動かすだけ。
顔が真下を向いているので、カニューレが床で押さえつけられている状態になって、
苦痛で泣いてしまったところで救済した。


イメージ 1
昨晩早めに寝た力。今日は朝からすっきり起きて、
ずーっと機嫌よくごろごろと移動していた。
ふと見ると、もうすぐうつ伏せ、という状態になっている。
大丈夫そうだし、なんだか力、
どうにかしようと、努力している節がある。
見えないところで黙ってみていた。
すると、やっぱり、
するすると下側の手を抜いて、顔真下のうつぶせになった。
手が動くも、やはり、支える、という経験をしていないため、
どうしていいかわからず。
あわあわ動かしていたかと思うと、苦しそうな顔になったので、
あおむけにしてやったらげほげほとせき込んだ。

痛くて苦しくてびっくりしたのだろう。
ちょっと懲りたのか、少しおとなしくしていたが、
またしばらくしたら、同じ状態になっていた。
これって、力、やってみたい、と自分で思ってトライしているのではないか?
イメージ 2

人工鼻が何らかの拍子に外れてしまった場合(人工鼻は結構よく外れる)
こんなうつぶせ状態で顔真下になると、
カニューレ開口が床でふさがれてしまうことになり、かなり危ない。
だけど、せっかく力が体を動かしている成長過程だ。
どうにか事故なく、この過程をクリアしてくれればいいなあ、と思っている。


でも、写真的にも、かなり怖いです。。。。