みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

学校あっせん教材って?

イメージ 1

(↑上記写真はサンプル。お姉ちゃんのではありません。)

上のお姉ちゃんは低学年を脱し、ようやく小学生らしくなってきた。
進級したとたん、ばんばん教材が必要になった。いきなり大物が3点も。

・ソプラノリコーダー(たて笛)
・書道セット
・国語辞典

確かに、自分も使ったもの。学習に必要なものだ。
教材として必要なら、もちろん調達しなければならない。

しかし、入学時の体操服とゼッケン、昨年の絵の具セットの時も同じく思ったのだが、
学校から「こんなのもありますよ」と紹介されてくる校内販売の品々。これはどうよ?

おそらく指定、強制するとは何事だ、という意見を封じるためであろう。
必ず、
「○×が必要となります。学校からの指定はありません。いついつまでに準備ください。」
という文書とともに、これらの校内販売用カラフル写真付き封筒がもれなくついてきている。

すでに持ち帰ってくる時点で、子どもたちの目には触れている。
お友達と一緒に、それらを物色した状態で、子どもたちは帰宅してくる。
なんでもいいです、と建前では言いながら、実際はこの中から選べ!とあっせんしているようなもんだ。
カラフル封筒は、子どもにとって、
商品を受け取るまでもう楽しみで楽しみでしょうがないミニイベントのチケットと化す。

絵の具セットも、書道セットも、
子どもにヒットなかわいらしい、かっこいい、柄のコンパクトなバッグに、
必要物品がそっくり納まって、セット売りが基本。
100均などでそれぞれそろえれば1/2~1/3程度の金額で済むだろう物品の、
「素敵?なバッグに入ったセット売り」、というのが、ミソである。

また、リコーダーは、丁寧にも名前まで入れてくれるという。市場価格より2割高。


最初はこんなことに抵抗する母、自力で購入しようと娘を誘って量販店に見に行ったが、
選んでいる最中、彼女がとても悲しい顔をしていたので、負けた。
そりゃー、君らの年代で、一人だけ教材が違う、っていうのは、ちょっと厳しいよな。


でも、やっぱり腑に落ちん。確かに校内共同購入自体は便利だから、
せめて、学校で買った方が得よね、って思える、
市場価格よりもリーズナブルな良品を、紹介してほしいものである。

学校が業者とつるんでると思われてもおかしくない。