与野党各党が検討している青少年インターネット規制法案に対して、
MS、yahoo、楽天など5社が反対表明したというトピックス。
法案名だけみると、一見、必要そうに見える。
青少年と銘打っているが、その実、ネット利用者全体の規制になりそうな流れである。
最近では、プロバイダ、携帯電話会社など、フィルタリングやアクセスコントロールを、
標準サービスとして提供する企業が多くなってきた。
後追い対策ともとらえられるが、
規制より、個人、企業レベルの意識改革の方向の方が長い目で見て正解なのでは、と思う。
根源はやっぱり「青少年」でなく「大人」なのだから。
最近のネットがかかわる犯罪を重く見ての流れではあろうが、早急な法案の上がり方だ。
政治的な思惑も大きく絡んでいるのだろう。
数年前の、個人情報保護法に、似ている気がする。
官公庁に都合がいい面が目立つ個人情報保護法は、施行されて数年。
庶民のレベルでは、勝手に曲げられて解釈されて、
あるべきコミュニティをずたずたにしてしまっている面は否めない。
ネット規制も同じにならぬよう、こちらからもしっかり監視しておかねば。