先日下のお姉ちゃんRが誕生日を迎えた。6歳。
あーもうあの怒涛の日々から6年もたったんかあ、と感慨深かった。
Rが生まれてすぐに仕事復帰した。
引き続き大学院にも通いながら、
出産三ヵ月半後には二人のお姉ちゃんの保育園通園も加わって、
母・妻・学生・会社員と四足わらじ。
あれほどしんどい日々は無かった気がする。
実際、あの時期のしんどさは、
今の力の看護生活に生きてるよなあ、と思う。
次元は違うが、本当に、
どこかでぶっ倒れて死ぬんじゃないかと思うほどだったもの。
正月明けで、
誕生日に何が欲しいか絞りきれなかったR。
リミット3日前にいきなり、こう言った。
「ギターが欲しいもん。」
「えええ、ギター??、なんでまた?」
「いいと!弾きたいと!」
キャラおもちゃよりよっぽどましだ。
何より、私もギター弾いてみたい。
すぐにネットで子どもギターなるものがあるのか検索開始すると、
苦労せずに見つかった。
いいことに、おもちゃでなく、ホンモノのギターのミニ版だってこと。
色もいろいろ。これは、決まりでしょう!
Rに希望の色を聞いて、注文した。選んだのはスカイブルー。
誕生日当日には間に合わなかったが、ちゃんと翌日届いた。
あけてみると、ネットの写真よりはちょっと色は薄いと感じたが、
とっても素敵な小さなギター。
おお!これはいいやんか。
早速、
ギターやる友人が、買ったほうがいいよ、
とアドバイスしてくれて併せて購入したチューナーを片手に調弦した。
調弦することすら知らなかった、超ド素人の私。
でも、へたっぴでもピアノ経験あり、音も少しは聴けるし、楽譜も困らない程度にはよめる。
説明書は本当に最小限のことしか書いてなかったが、
なんとか音合わせて、調弦できた。よっしゃー。
Rに渡すと、すぐにべんべんと鳴らし始めた。
お姉ちゃんもうらやましそうにみていた。私も。
すぐに、次は私、次は次はー、と取り合いになっていた。
まだ、ただ、べんべん鳴らすだけだったが、
力は、うれしそうに音を聴きながら眺めていた。
前日に夫が送ってくれた「初心者のギター教本」なるものを開いて、
読めないくせにいっちょまえにギター抱えてるRの姿は、
ちょっとほほえましかった。
「で、なんでギターな訳?」
と改めてRに聞いた。
「あのね、コブになりたいと。」
おおお、なーるほどおおおお。
コブ=コブクロの背の低い方、小渕君のことだ。
年末年始、
うちでは、コブクロの「蕾」と、
ドリカムの「アイシテルのサイン」を、
誰かしら(大声で)口ずさんでいたほど、すっかりブームになっていたのだ。
まさか、コブになりたい、とはね。
やっぱ、笑わしてくれるわ。ほんと変なヤツ、Rって。
いやあ、いいぞいいぞ!
目指せ!ミニコブ!!!