みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

憎まれっ子、角界に憚る

九州場所が締まりのない千秋楽にて終了。
千代大海這ってでも出ろ!白鵬タナボタ優勝でにやにやするな!)

今年は、力の通っている療育センターへ、
相撲協会からの寄付、ということで、うちも椅子席に招待されていたが、
残念ながら、力が調子悪くなり行けなかった。
後で見に行った友人たちに聞くと、
一面空席だらけで、
最後は空いていた升席で見ることができてラッキーだったよ、
とのことだった。

当地は、九州場所が始まると本格的な冬がやってくる、
と言われ、
鬢付け油の匂いがすれば~、なんて、言葉があるほどだ。

そういえば、あの櫓の太鼓の音は、
どんよりした裏寒い冬空の中にいつも響いていた。

なのに今年は、
九州場所期間中、
のんびりな小春日和が多く、
場所と同様、のんべんだらりとしていたように思う。

相撲協会の現理事長の北の湖親方。
幼き日、じいさんちでいつもついていた相撲中継でよくみていた時分は、
なんて強いの、憎らしい~、という存在だった。
(当時の対抗は輪島)
時は移り、相撲協会のトップとなり、
角界改造のホープみたいに言われていたこともあって、
へえ、そうなんだー、と一旦見直してはいたのだが、
最近のいろいろゴタゴタは、
どう考えても、協会の役付親方連中の世間とのズレ感と、
高砂さんってば温泉入ってすべすべだあ、なんて言ってる場合じゃ。。。)
トップの判断力決断力の欠如だと、思わずにはいられない。

やっぱ、「憎まれっ子」のままだったのかあ。北の湖

相撲は、結局はドサ回りだ、と言う人もいるが、
角界」というれっきとした「界」であり、国技だ。
心技体がそろって初めて、という心意気は、日本の伝えるべき、遺すべき伝統だと思う。
外国人力士だなんだ、とか、もうそんなことではない。

国技のあるべき姿は、この時代、もう取り戻せないのだろか。
相撲、好きなんだけどなあ。ホントは。