みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

スーパー人見知り

今日は療育センター。

昨晩は安定していたが、念のため、一晩中モニタ管理した。
アラームは、酸素飽和度90程度で2度、鳴ったきり、
何もせずに回復したので、問題なかった、と言っていいだろう。
すぐに布団をけっ散らかしてしまうことの方が、気になってしまった。

朝方しずかーに目を覚ましていたようだが、
おむつを替えてやり、電気を消していたら、また眠ってしまっていた。

ヘルパーさんの時間も、出発時も、熟睡しており、
療育センターに到着してしばらくして起きた。

今日はお隣のお兄さんお姉さんのクラスにてお店屋さんごっこの予定。
準備ができて、抱っこして行くと、途端に力の身体が緊張した。
初めて入る部屋だ。不安そうに見回していた。

アンパンマンのメダルが景品のボーリングコーナーへ行くと、
先生が、これがもらえるよー、とアンパンマンメダルを力の目の前に持ってきてくれた。
力は、お、と興味を持ったようだが、
いざボーリングする時になると、
周りがほとんどよく知らない人になったからか、
わーんと泣いてげほげほげほと咳き込んだ。

吸引して、再度連れて行ったが、やっぱり、身体が超緊張状態。
全く楽しめていないではないか。
他のお友達は、たのしそーだったが。

いろんなものが売っているお店屋さんに行っても、
身体は緊張しっぱなし。
そこで、ちょっと離れたところにいき、
みんなを俯瞰する状態に抱っこしてみた。
すると、少しは余裕が出て、きょろきょろとみんなの様子を見回していた力。

人見知りだ!

先日の家族レクの時も、
大好きな遊びコーナーでも、
見ず知らずの人だらけだと、全く楽しめなかったもの。
今回で、もう、決まりだ。
キミはスーパー人見知りクン。

お姉ちゃん達も、そうだった。(特に上のお姉ちゃんなんかひどかった)
まあ、父母どちらも人見知り人種なので、
血は争えない、ということなんだろう。

この様子をみていた園長先生、
「よくわかってる、ってことよ、いいこといいこと。」
と言ってくれた。


父ちゃんも母ちゃんも、大人になって、ようやく、少しはまともになった。
キミも、お姉ちゃん達も、ぼちぼちでいいぞう~。