みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会開幕

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「ユニバーサル技能五輪」をご存知だろうか?

11/14より1週間の日程で、静岡県で2007年国際大会が開催される。
今年の大会は、「第39回技能五輪国際大会」と、「第7回国際アビリンピック」の併催。

技能五輪とは、
2年に一度、世界各国22才以下の青年技能者が一堂に会し、
国際大会の場で技能を競うもの。選手・大会役員等を含め約2,800人が参加とのこと。

アビリンピックとは、
障害者が上記同様技能を競うもの。およそ4年に一度の開催、約1,100名の参加とのこと。

昨日の新聞の記事で読んで、私も初めて知った。

競技内容は、分野で分かれており、各々のスキルを競うもの。
電子機器組立て、タイル張り、機械製図CAD、車体塗装、
ビューティセラピー、フラワー装飾、レストランサービス、洋菓子製造、洋裁、
グラフィックデザイン、情報ネットワーク施工、ウェブデザインなど。

技術を競う大会が国際レベルで行われているなんて全然知らなかった。
百貨店の実演販売などをいつまでもみていたい私なので、
この大会内容には、かなり興味がある。

公式サイトは開設されていたが、
残念なことに、テレビ放送などはないようだ。
リアルに職人技を見られれば、
結構、おもしろいと思うんだけどなあ。

障害者のスポーツも、こんな技能の競技も、
開催はされていても、
マイナーからなかなか抜け出せない。
パラリンピックについては、
某テレビ局がまあまあ力を入れて放送していた時期があったが、
それっきり、という印象。

なんだか送受側ともに、
放送してやってる、とか、
感動しようと思いながら見てあげている、
というような雰囲気がじわじわにじみ出ていて、
見ていても何となくむずむずする居心地の悪さを感じたものだった。

「障害」
まさに、この言葉と意味に、壁がある。
力が生まれる前は片側だったが、
今では、どちらの側の感覚も、持つ立場になった。
両方にいると、この壁の高さ厚さは、
最近でこそ、ライトでクリアになってきたのかもしれないが、
実際は、結構厄介なのはかわりない、と実感する。

やっぱ、
かわいそう、
みたいな感覚が、一番いかんのだろうな、と思う。

かわいそう、じゃないのになあ。
みんな、どんなであっても、それぞれだから。

この大会では、健常者、障害者(という呼び名もどうにかしたい。)ともに、スキルを競うもの。
身体能力を競うオリンピックパラリンピックとは趣が異なり、
より誰もが、こんな厄介な壁をあまり意識せずに見ることができる、
名前の通り、「ユニバーサル」だ、と思うのだが。

そうそう、先日、
車椅子テニスで、世界チャンピオンになった日本人男性の特集が組まれていた。
ただ、足が車椅子なだけ。めちゃくちゃかっこいいのよ。

2007年ユニバーサル技能五輪国際大会
http://www.pref.shizuoka.jp/syoukou/syo-2007/index.html