みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

大人のあざとさが子どもをあざとくする

ほとんどの親が経験していると思う。

どこから情報を手に入れたのか、
子どもの名前宛で、
子ども教材の案内DMが、適時に何度も送付されること。

上のお姉ちゃん時も全く同じだったが、
下のお姉ちゃん、今がDM連続送付の時期だ。

DMは、お姉ちゃんたちに見つからないように始末することが多かったが、
最近は、とりあえず開封して、中をチェックしている。

教材のサンプルとして入っているおまけをお姉ちゃんたちに渡すと、
楽しい暇つぶしおもちゃ状態になっている。
それでも、お姉ちゃんたち、母のことをよくわかっているので、
これ、ほしー、買ってー、とはほとんど言わずに、
一度遊んで、そのまま飽きて放置、というパターンだ。

シールもパズルも迷路形式も、
子どもだったら、必ずといっていいほど、楽しく遊べるもの。
きっとこのツールで、それなりに文字も計算も覚えるだろう。
でもそれだけだ。
教材といっても、かなり短い人生。
ずーっと大事に持っている子は半分もいないのではないか。

楽しい教材、否定はしないし、すごく役に立っている人もいると思う。

でも、どうしても我慢ならんのは、こんなDMの誘い文句。

「今ならこの教材がすぐお送りできます。」
「就学前の気持ちが高まっているこの時期に是非。」

余計なお世話やっちゅうねん。

また、さらに眉をひそめさせるのは、
子どものおまけツールに書いてあるこんな平仮名の文言。

「これがもらえるよ!おうちのひとにたのんでね!」
「がんばったねしーるをあつめると、こんなけいひんがあたるよ!」

これが、子ども教材を作って売る会社の現実だ。
そうでもしないと、効率的に売れないのだろうが、
やっぱり、こんな商売に乗る気は、全く起こらず。。。。

あざとさは、伝染する。