下のお姉ちゃん、Rの、園最後の生活発表会だ。
生活発表会というだけあって、
「生活」を見せる会、だ。
この保育園の、運動会と並ぶ主要な柱のイベント。
ここ数年は、以前12月に設定されていた発表会が11月前半になったことで、
運動会から一月しか離れていないため、
その間の成長過程が見えにくい、という指摘もないことはないが、
特に以上児にとっては運動会は「身体」アウトドア系、
生活発表会は「言語・コミュニケーション」インドア系、
の成長の発表、と位置づけらているような感じ。
運動が苦手というわけではないが、
運動会の年長の課題?である跳び箱や逆上がりなどで、葛藤していたR。
運動会が近づくにつれ緊張度がアップしていたが、
今回の生活発表会は、大得意の身体表現・さくらんぼリズムと、
コミュニケーションの言葉遊びがあるため、
もう随分前から、テンション高い状態が続いていた。
リズムやコミュニケーション、言葉遊びは上のお姉ちゃんも経験済みなので、
家でも暇さえあれば、二人で延々と歌いながらリズムをやったり、かけあいをやったり。
年長さんで披露する歌はここ数週間、延々と送迎の車中で歌っていた。
で、本番。
年長さんは、お店屋さんごっこでコミュニケーションの言葉遊び。
今年は、かなり高度だったのではないかと思った。
Rは、「なんでもやさん」のお店屋さんの係。
お客さん:こどもの「こ」をください。
お店屋さん:こま、こおり、コーラのどれがいいですか?
お客さん:コーラを下さい。
お店屋さん:はいどうぞ。
Rはあっけなくうまく言えて、こちらは拍子抜けしたほどだ。
後で聞くと、このやりとりが、最もRの得意とするところだったらしい。
納得だ。よくやってるもんな、うちでも。
このポイントは、
どれだけ語彙が増えているか、
助詞をうまく使えるか、
というところ。
助詞は、今、大人でも、うまく使えていないことが多い。
私も、この遊びを、Rの練習台にさせられたとき、
「コーラ下さい」と、助詞「を」をつい省いてしまっている癖に気づかされた。
日本語習得の際、最も難しいといわれる助詞助動詞。
大人から、崩れてきてる。。。
また、Rはやらなかったが、
お話作りもあった。
人物やシチュエーションのカードを好きなように拾って、
それを使ってお話を作る。
最後の結は、カードにないことを話して終了、というもの。
これは難度高。
ひっかかってしまう子が続出していたのも、よくわかる。
多くの観客を前にして、
まずはイメージを膨らませてカードを選び、
それをみて話を作る、
普段できていても、こんな特別な状況になると、
なかなか厳しいだろう、と思った。
これは、
絵本などのお話をよく読んで(もらって)いるか、
話の筋道をうまくたてられるか、
という力がポイント。
これも、今の大人に振り返ってみると、
かなり劣ってきている能力かもしれないなあ、と思った。
最後にさくらんぼリズム。
年長さんは、年長さんだけしかやれないリズムを披露する。
Rはもともと軟体生物のように身体が柔らかいし、
音にあわせながら身体を動かすのも大好き。
リズム大得意なので、自信を持ってやっていた。
親ばかだが、私たちからみても、Rのできは、かなり鼻高々なものだった。
いいぞーR!って拍手!
0歳児から年長児まで、成長の過程をしっかり見ることができるこの生活発表会。
園イベントの中で、私は一番好きなものと言える。
0歳児さんのかわいさも、年長さんたちのたくましさも、
とても、よかった。
これが、最後かも、と思うと、ちょっと寂しい。。
R、頑張ったね!かっちょよかったよう~!!