みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

補聴器の型取り

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今日は午前中に、補聴器屋さんがやってきた。

力は先日、身障者手帳に、聴覚6級が加わったばかり。
聴覚6級とは、70dB(大声で会話ができる程度)の聴力レベルで、
身障者手帳が出る最低ライン。

力はまだばぶばぶ状態なので、
どれだけ聞こえているか、実際、はっきりはわからない。
聴覚については、
生まれてすぐのスクリーニングで両耳聞こえないってどうしよう、
と悩んでから後、
いろいろ怒涛の展開があったため、最も後回しになった。
で、ようやく今だ。

補聴器つけることで、成長発達にとてもいい場合もあるし、
雑音が入りすぎて、うるさすぎることもあるかもしれない。
どちらかわからんから、やってみるしかない。
とりあえずやれることは、やれるときにやってみないと。トライアンドエラー

補聴器屋さんがきた時は、力は都合がいいことに、熟睡。

耳にイヤモールドという、イヤホンみたいなものをつけるのだが、
耳にフィットしたものを作らねば雑音が入ってうるさいらしい。
そのため、オーダーメイドの耳型を取る。
歯型を取るために使う粘土みたいなものを耳穴にいれ、耳型をとった。
その間、両耳で20分程度だったが、
ぴくぴくしながらも、全く起きず。えらいわあ、ちからくん。

力の補聴器の値段を大まかに聞いてみた。
なんと、約15万!
身障者手帳にて一割負担ですむのだが、それでも1まんごせんえん~。

おじいちゃんおばあちゃんたちがしている、
いわゆるリーズナブルな箱型補聴器でも、
3、4万はするらしい。
性能がいいものは、40~50万ほどと。

ひえええ、高価~。

今回も色選ぶことができるので、
また娘達とあーだこーだ言って、候補色を決めている最中だ。

今日来ていたばあさん、
「あらー、ちーくん、何でもあつらえてもらってえ、いいねえ、お殿様みたい!」
と言っていた。

全く、お殿様だ。