みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

スプラッタ

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今日は外来受診の日。

最初に計測。
体重、7キロ超えだ!!!とうとうこの日が!

3科受診だったが、最初に耳鼻科。
最近、肉芽が気管切開孔にできているからか、
ぴゅーぴゅー音がしていた。
隙間から痰は噴出すし。
でも、機嫌悪くないし、吸引も間隔があいていたので、
今日の受診まで、様子をみてみていた。
耳鼻科医に相談すると、
カニューレを外して確認してくれた。

うーん、微妙ね、どうしよ、
次回まで様子見てみましょうか、
そう、カニューレ交換しようとすると、
力が咳き込んだ。
咳き込んだ途端、
気管切開孔から1cmほど奥まったところに生えていたと思われる肉芽が、
ボコっと出てきた。

以前も、すんごいのが、中に隠れていたのを偶然見つけられたのだ。
今回も。

すぐにミニ手術状態になった。

看護師さんがすぐにもう一人やってきて、
もう一人の耳鼻科医も助っ人に。

カニューレ外した状態でないと、肉芽を切除できないので、
急いで処置しなければならない。
力はカニューレを外しているので呼吸が苦しい。
気管内の肉芽を切除する為、中に血液が流れ込み、さらに苦しい。
げほげほげほ、と激しく咳き込むと、
そこら中に、血が飛び散った。
まるでスプラッタムービーだ。

何度目かだが、視覚的にもかなりキツイ場面。
耳鼻科医も看護師さんも、手は離せないながら手早く手袋をして防御。
私も、できることを、手伝う。
何しろ、時間が勝負だ。

皆さんのお陰で、力も酸素飽和度を下げることなく、処置終了した。
「いやあ、それにしても、お母さん、(こんな場面に)慣れましたね。」
と耳鼻科医。

慣れたというわけではないが、
「呼吸」のことついては、時間との勝負。
頭真っ白になる時間はできるだけ短くないと。
パニくることが最大の敵だと、かろうじて。

病院だから、家よりはリスクは低いだろうが。

7キロ達成浮かれ気分が、すっかり吹っ飛んでしまった。

カニューレ先にも肉芽ができていたので、
また既製品の1cmカットのものにかえた。
来月から、一月ごとの受診の予定だったが、
しばらく2週間ごとの受診を継続。
観察していかないと、今回のもこのまま放置していたら大変なことになっていた。

油断すんな、ってことでしょう。

カニューレ交換後、受診も終わって注入をしていたら、
咳き込んで吐いたので、心配した。
しばらく病院に滞在して、
帰宅後も観察したが、
疲れたのか、よく眠って、夜も、最近の傾向のテンション上がることなく、
日が変わる前に眠ってしまった。

機嫌はよくなったので、週末までは大丈夫だろう。(と願う)

いやはや、今日はお疲れでした~。