みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

商店街に行こう!(香椎地区商店街)

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商店街が好きだ。
力のことがあるので、
最近はめっきり足を運ぶことが少なくなったが、
時間が取れれば、
子どもたちを連れて、散歩がてら買い物に行く。

商店街の核店舗だったスーパーが昨年秋にいきなり閉店した。
親会社の倒産に伴い。
人通りは何と一日3,000人も減ったそうだ。
確かに、このスーパーがないと、揃わないものがある。
断然不便になってしまった。

随分長い間、空き店舗になっていた。
シャッターが下りている区画は、
本当に商店街の雰囲気を暗くする。
周辺の店に及ぼした影響は、どれほどのものだろうと、心配していた。

今年の夏、とうとう、後がまのスーパーが開店する、
という新聞記事を読んだ。
元スーパーの従業員が運営会社を立ち上げ、
元パートさん達も結集したそうだ。

店の名前は「ビーンズ(豆)」。
改めて芽を出そう、をコンセプトに。

久しぶりに、元気になれる記事だった。
すぐに行こうと思い、時間を作って行ってみた。

新しいスーパーは、
以前ここにあったスーパーとほとんど変わらない店構え。
うん、これが、常連さんには、きっと心地良いにちがいない。
きっと、歩いて行けるスーパーがなくなって、
今まで困っていたおじいさんおばあさんも、これなら迷わず買えるよ。
ほほえましく思った。

開店して一月過ぎた最近、
久しぶりに足を運んでみた。
何と、通りに新たな店が開店しているではないか!
おお!ブラボー。

きっとビーンズ効果。
歩いている人も、一月前よりずっと活気づいている。
いつも賑やかなやおやの兄さんの声が元気に響く。


一緒に連れて行くうちの子どもたち、
例に違わずどうしても大型商業施設の方に行きたがる。
確かに魅力のツール満載だもの。

でも、大型商業施設では、
「かけひき」や「値切り」、「おまけ」はない。
子どもと一緒の、
りんご一個、大根一本、魚一匹というような商店街での小さな買い物は、
生活力を高める、貴重なレッスンだと思う。

何はともあれ、
核になる店が開店し、新しい店も増えて、
商店街に活気が出てきたことは、本当にうれしい。

商店街も、いきものだ。生かすも殺すも人次第。
商店街がお近くにある方は、
是非足を運んでみてね。


なお、この商店街周辺は、
松本清張の大ベストセラー推理小説「点と線」の舞台になってる。
北野武主演で、今秋二夜連続でテレビ放送予定なので、
お時間ある方はみてみてください。
昔の町並みが、かなり詳細に再現されいてるらしいので。