みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

期限切れ弁当を飼料にするセブンイレブンは果たして?

「期限切れ弁当を飼料に セブンイレブン
http://www.excite.co.jp/News/economy/20070829191600/20070830M20.055.html

先日、そこそこの大きさの記事で、読んだ。


コンビニ弁当やコンビニ惣菜。
ほとんどの人が一度はお世話になっていると思う。

手に取りやすい工夫を凝らして、
美しく、見栄え良く陳列されている弁当は、
気軽に利用しやすい。

-だって、忙しいんだもの。
-だって、時間がないんだもの。
-だって、面倒くさいんだもの。
~ま、いっか、今日はコンビニ弁当で~

24時間365日、
いつでも買うことのできるコンビニ弁当は、
確かに、なくてはならない存在だ、という人も、
大勢いるだろう。
でも、その陰で、
まだ充分食べることのできる、
ものすごい量の食べ物が廃棄されている。

昨今の「もったいない」論調も相まって、
コンビニ業界は、
いかに廃棄を少なくするか、
さらに、どうにか再利用できないか、
と、頭を悩ませていた。

そこで、とうとう、業界最大のセブンイレブンが、
標記の飼料計画を発表した。
http--www.7andi.com-news-pdf-2007-0829_01.pdf

発表では、
期限切れ弁当等を豚などの飼料として再利用し、
その飼料で養った豚等を、
弁当の材料として利用できるよう、
循環型を目指している、という。

何と素晴らしい計画だろう!
そう感じる人が大勢なのではないだろうか?


西日本新聞不定期連載中の、
「食卓の向こう側」http://www.nishinippon.co.jp/nnp/lifestyle/shoku/
で、以前、こんな記事を読んだことを思い出した。

~福岡県内の養豚場で、
期限切れコンビニ弁当やおにぎりを飼料として母豚に与えていると、
死産や奇形が相次いだ~

コンビニ弁当飼料を与えて妊娠した母豚の羊水は、
通常の透明ではなくコーヒー色になっていたという。
元の飼料に戻すと、出産も元に戻ったとそうだ。


セブンイレブンは、コンビニ業界の中ではいちはやく、
弁当の添加物を減らす取組をしていたことは、
周知の通り。

だから、この、死産や奇形をもたらしたかもしれないコンビニ弁当が、
すなわち、セブンイレブンの弁当とは言えないだろう。

でも、弁当を裏返して、内容物表示のシールを良くみてみるとわかる。
添加物ゼロ、はどこのコンビニ弁当でも、ありえない。

一消費者としては、セブンイレブンの循環型取組に、
どうしても賛同する気がしない。
真に消費者のためのものだ、とは、思えない。


「食育」が声高に叫ばれてきて数年。
もう既に、小手先の工夫や取組では、追いつかないのかもしれない。

でも、あきらめずに、
できることから、はじめよう。
確かに、「便利」「早い」には逆行するだろうが。

~ま、いっか~

を一回でも減らすことから、やってみませんか?