みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

心・技・体

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金曜日、エアコン購入に奔走し、金曜日中に取り付けてもらった。
居間のは、2007省エネ規格の新しいタイプを選んだので、
来る猛暑にも電気代をあまり気にせず、対応できるだろう。
これまで、夏は「うちクーラーないよ」とお断りしていた来客も、
今年から大歓迎だ。

今回の家電購入には、
即日取り付けを最も優先度高い条件として探したので、
値段の上では、今ひとつではあったが、
他のどこの量販店も早くて日曜日以降、ということだったので、
即日で、というD店でぎりぎりまで値切り、
最後に扇風機を一台つけてもらって手を打った。
まあ、よしとしよう。

土曜日は、下のお姉ちゃんの相撲大会だ。
上のお姉ちゃんに引き続き、下のお姉ちゃんも選抜から漏れたので、
応援専門だが、
こんな「対抗戦」は、
我子のマブタチたちが気合入れて臨む姿が見られる日なので、
楽しみにしていた。

ヘルパーさんにギリギリで依頼できることになったので、
早朝から午後過ぎまでを、
前日金曜日から泊まっているばあさんと、訪問看護師さんとヘルパーさんのリレー方式で、
力をお願いすることになった。

力は、既に慣れている看護師さんが来てくれた午前はぐうぐう眠っていて、
次に今日初のヘルパーさんにタッチ交代した位に目を覚まし、
ぐずぐずと泣いていたらしい。
ヘルパーさんは一生懸命あやしてくれていたそうだが、
ばあさん、ある程度ほっといた方がいいよ、
とのアドバイスをして、
少し距離を置いたら、落ち着いた、とのこと。
多分、いつもの、力の人見知り系だ。

ばあさんがいたこともあり、力もだんだん慣れてきて、
リラックスしていったようだ。
次回はもっと、慣れてくれるだろう。
っていうか、慣れてくれよう~。

さて、こちら、相撲大会会場。
当保育園からは2チーム出場。
19チームで予選3試合の勝率を争い、ベスト8でトーナメント。
5人+1で1チームなので12人が選手。

今年はダントツに強いチームが見当たらず、
とんとんな感じで、予選からおもしろい取組が多かった。
保育園児といっても、
目を惹き力が入る取組もある。
一生懸命組んで、
投げられて負けてしまって涙が出ながらも、
「ありがとうございました!」
と礼をする姿には、いつもながら感動する。
国技・相撲の美しさを実感するところだ。

Aチームは何と、予選一位で通過!
すごい快挙。
Bチームは、予選8位で3チーム並んだので、
巴戦となった。
残念ながら負けてしまったが、巴戦は緊張感あり、おもしろかった。

Aチームはすわ優勝か、という流れだったので、
14時までヘルパーさんに依頼していたのを15時まで延長しても、
帰宅が間にあいそうになかったので、
ばあさんに少し残って力をみてもらうことにして、
こちらで最後まで観戦。

残念ながら、準決勝で敗れてしまい3位だったが、
このたった半日で子どもたちがどんどん成長していく様を見るのは、
とても楽しかった。
ついてきた上のお姉ちゃんも、
自分の時のように一生懸命応援して、楽しかったらしい。
久々に、ゆっくりと、行事に参加した日だった。

「礼に始まり礼に終わる」
心・技・体全てが揃ってはじめて勝負の土俵に立てる、
相撲や道(剣道柔道など)。

いまお世話になっている保育園は、
勝ち負けには重きを置かない。
年長さんのこの時期の相撲は、
相撲大会に向けての練習ではなく、
「心」や「体」を鍛えるための一過程に大会があり、
参加しているにすぎない。

勝ち負けにこだわるなら、
身体の大きい子、力の強い子だけが、
楽しい行事になるだろう。
でも、大きい子も小さい子も、
(おそらく)大いに楽しめている子どもたちや、
大きな場で大勢の他人がみている時でも、
ひるまずに取り組むことができている子どもたちの姿を見ると、
心技体で最も大事なのは
「心」
だ、と、しみじみ思える。

選手としても、応援団としても頑張ったみんな、お疲れさま!良く頑張ったね!!


力も、初のヘルパーさん経験を経て、
これから、少しは私も、
園や学校の行事参加など、気兼ねなくなるもしれない。
土曜日は、声かれた~。

ありがたいことです。