みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

6/1:食べる。

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今日はとてもうれしいことがあった。
というか、もし誰もいなければ、きっと泣いていたに違いない。


力は、昨日、6→5回のトライアルしょっぱなの回で、
吐いてしまった後は、
トラブル無くきていた。
でも、やや調子悪い感じで、
べろべろと口を動かしていた。
気持ち悪いんだろうか?
ちょっと心配をしていた。

金曜日はばあさんが早朝から来てくれる日だ。
今日は特に、PTA活動の登校前の旗振りがあったので、
朝からばたばた。

昼はわりとのんびりだったが、
力はほとんど昼寝をすることなく、
夜になった。

夜の注入時間がずれたので、
食べる練習をどうしようかと思ったが、
注入しはじめなら吐きはしないだろうと、
ばあさんに抱っこしてもらって、
焼き芋おもゆをあげることにした。

おとといは、
リハビリの先生から、
「もしかすると力君、かみかみができるから、
ガーゼかなんかに食べ物を包んで、かませると、
もしかすると食べれるかもよ。」
というアドバイスを受けて、やってみたが、
なかなかいい感じだった。

昨日はちょうど寝ていたし、気持ち悪そうだったので、
食べる練習はなし。

今日もガーゼ包みにしようかと思ったが、
ばあさんがいたので、
スプーンでいつもどおりの練習にした。

最初は、いつもどおり、
ぶぶぶーっと吐き出して遊んでいたが、
ふと、顔つきが変わり、
口を開け、
おもむろにもぐもぐとやりだした。

たまに指を入れながら、指しゃぶりしている感じだったが、
いつものように、口の外には出てこない。
いつのまにか、飲み込めているるようなのだ。

「ねー、力、何か食べれてない?」

ばあさんと私とで話していると、
お姉ちゃんも見にきた。

もう一口入れると、
またもごもごして、なくなったみたい。

これは????

もう一口、もう一口、と進んで、
いつのまにか、お皿は空っぽになった。

「ちーくん、食べれたねえ!やったやったー!」

お姉ちゃんのこんな声に、
ちょっと得意げな力。
足をばたばたして、
ちょっとお兄さんのお顔になっていた。

偶然だろうか?
それにしては、かなり精度高く食べた感じ。
昨日から一回量をすぐに増やすことをせずに注入回数を減らし、
一日の総量が約1000→900と、100ml程度減っている状態だ。
調子悪そうなのは、
お腹がすいている信号だったのかもしれない。

ちょうどお腹がすいているタイミングで、
ばあさんに抱っこをしてもらい、
食べさせる私と対面になり、
お姉ちゃんたちもいて楽しくなって、
さらに、おもゆの柔らかさもフィットして、と、
いい条件が重なったかもしれないが、
空っぽになった皿。
まさかこんなに早くに見ることができるとは!

6/1。
最近で最もハッピーな日になった。

ここで調子に乗らずいかんと。


よっしゃあ、挽回挽回~~!!