みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

国民投票法成立へ

国民投票法が今国会で成立の見通しとなった。
紛糾したらしい特別委も、
ニュースを見る限りでは、意外に大した修羅場でもなかった感。

先日、久々に自腹を切って購入した本、
憲法九条を世界遺産に」/太田光中沢新一集英社新書
を読んだ。

芸人さんは勉強家、読書家が多いと聞くが、
太田光はその中でもかなり上位をいくのではないかと思う。
随分前にNHK教育で放送された「東大の教養」を見ていても、
並みいる東大教官たちをうならせて?いたようだったし。

この本では、
「いかに遺すか、『九条』奇跡の輝き」
と、本の帯に書いてあるように、
九条を「遺す」には?、
といった話題を会談形式で書かれており、
太田光の毒舌もあって、
憲法論議の中ではライトでとっつきやすい本の部類に入ると思う。

最も印象に残ったのは、
この憲法ができた後に生まれた世代は、
「日本は戦争をしない国」
という意識が当然のように根付いている、
というくだりだ。

本当にそうだと思う。

現実的には、現在の国際社会の中で、
「うちは戦争せんって決まっとーけんね。」
と言っても通用しない状況になっているのはよくわかる。

でも、九条という防波堤が崩れるのでは、と思うと、
「日本」という国じゃなくなりそうで怖い気もする。

遺すならそれなりの覚悟を、
というところだが、
それなりの覚悟があるか、と言われると、
覚悟があるとは言えないのだが。

じゃあ、どうすりゃいいのよ!
というところの議論が、
もっともっと盛んにならないとね、
という結論で、この本はしめてあった。

それなのに、国会ではこんな状況。
憲法改正って、すごいことなのに。

いいのかこれで??