みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

注入1/5量よりスタート

日中眠りすぎていたからか、
夜はかなり起きていた。
私は寝不足ですっかり疲れていたので、
22時前には、静かに起きている力の横で、
ぐうぐう寝てしまった。
ずるずる言っているのが聞こえたので起きると午前3時。
力、ぼやーっと起きている。
朦朧としながら何度か吸引した後、
ぶりぶりぶりーっと音がしたので見ると、
自力でウンチが出ていた。
よかったーー。
茶色の粘調のウンチ。絶食点滴のみだからだろうか。

それから落ち着いたのか、午前中までぐっすり。
朝来てくれた病棟担当医からOKが出たので、
一回30ccから、3時間おきに注入を開始することになった。
30ccかあ、いつもの1/5だ。

でも、こんな微量でも、
注入し始めると、何だか生気が戻ってきた。
手足もばたばたしだした。
食事の力というのは、すごいなあ、と思った。

昼の浣腸でもウンチが出たし、
腸の動きもよくなってきたので、
少しずつ回復しているのは間違いないだろう。

明日から少しずつ点滴量が減ることになった。

ぼちぼちあせらずに、だ。

今夜は夕方ばあさん、泊まりは夫がやってくれるので、
私は帰宅した。
上のお姉ちゃんは今日が始業式。
ちょうど提出書類がわんさかきていたので、
帰宅してきてよかった。
下のお姉ちゃんは、
ちーくん、明日退院?
とちゃーんと忘れずに聞いてきたので、
「多分今週いっぱいは無理かもよ。
でも、急いで帰ったらまたちーくんすぐ入院せないかんかも。
どっちがいい?」
というと、
「後で帰る方がいい」
と納得したようだった。

週末夫は仕事が休めないので、私が泊まらねばならない。
日曜日の投票どうしよう、と思っていたが、
今日、夕方お迎えの前にギリギリで時間があったので、
初めて期日前投票をしてきた。
もうちょっと比較検討して投票したかったのだが、
しょうがない。
棄権よりはましだろう。

期日前投票所、結構多かった。
とても意外な気がした。
来ている人たちもそれぞれで、
真新しい紺色のスーツを着た若いフレッシャーズな兄さんとか、
えっちらおっちらのおばあさんとか、
何か得体の知れないおじさんとか、
いろんな人たちが入れかわり立ちかわり来ていて、
結構おもしろかった。

有権者の皆さん、投票に行きましょうね!