みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

眠る眠る眠る

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昨日の午後、便が緩めで頻回だなあと思ってはいた。
夕方の注入後半、連続で吐き、それから機嫌がとても悪くなった。
眠ってしまったが、すぐ起き泣く。イマイチやなあと思いつつ、熱無しなので風呂に入れた。
注入始めてしばらくするとまた眠る。

注入終了位に目を覚まし、連続で吐いた。
顔が白い。手足も冷た目。だっこしないと収まらない機嫌の悪さ。
こりゃいかんばい。
病院に行くことにした。
まだ夫は帰宅してなかったが準備して出発すると、
ちょうど急いで帰宅してきた夫とエレベータ前でバッタリ。
よかった。

私は大きな入院バッグひとつを背にからい、
ひとつを肩にかけ、
腰にはでっかいウエストポーチをつけて、
オムツ一袋と吸引器を手に、
花びえの真夜中、力を乗せたベビーカーをひいてでかけた。
風が強い。
満月だ。

力は眠っていたので高速に乗った。
途中で寝ながら吐いた。大丈夫だろうか?

当直の先生に診てもらい、
腸炎かも、と大流行しているロタの検査と採血して入院。
勝手知ったる三ヶ月振りの病棟に入ったのが三時。
力は眠っていた。
そのまま吸引無しで朝まで眠る。
少し目は開けるが起きはせず夕方まで眠る眠る眠る。

病棟の担当医はいつもの先生だ。
腸の動きがイマイチという。
ロタは陰性だったがやや白血球が多い。
単なる胃腸炎ならいいが念のためレントゲンとる事に。

ロタも嫌だが、内臓の異変ならもっと恐ろしい。
そういやこの白々したグッタリした感じは、
一年前、腸捻転して小腸切除というオオゴトになる直前の顔を彷彿とさせる。
急に不安になってきた。機嫌悪いのも最近に無いことだ。

夫も昼、仕事抜け出してやってきた。レントゲンと採血結果待った。

幸いなことに、どちらも明らかな異変異常はなし。
外科主治医も診てくれて浣腸すると、
12時間ぶりに立派なウンチが出た。
よかった。

今日一日絶食で様子みることになった。
力、腹が減ったからか、それともしんどいのか、
ぼや~としているので、
安心していいのやら、心配すべきなのか、分からん。
吸引もまだ片手で数えられる程しかしてない。
生体反応がかなり緩慢な感じになっている。
でも、酸素飽和度は全く落ちてないし、
熱も出ていないので、
変な状況ではないと思われる。


昨夜のうちに何も告げず力と私が居なくなってしまったので、
朝起きて、お姉ちゃん達泣いていたらしい。
夕方じいさんに初めて園に迎えに行ってもらったため、
下のお姉ちゃん、きっと大泣きするやろな、と思っていたら、
じいさんから、「今車に乗った、泣かんやったよ。」
と電話がかかってきた。
よかった、とお姉ちゃんに電話かわってもらうと、
途端にしゃくりあげて泣き出した。何を言ってるかわからん位に。

「おかあさぁん、ちーくん明日退院すると?」
明日は無理やろね、とはさすがに言えず、先生と相談するね、と電話切った。

この春から年長さんになった彼女。まだまだ子どもだ。

ちーくんも頑張るけんお姉ちゃんも頑張って!