みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

今年初の外来受診

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今日は午前から、今年初の外来受診だ。

1/1から、
通院している病院では、全て電子カルテに移行した。

不慣れなのか、
または、
システムが悪いのか、
それとも、
使う側のスキル不足なのか、
あまり、患者が多くないはずの木曜日なのに、
どこもかしこも滞って、テンパっていた。

電子カルテ制移行は、
いまさら、という感はある。
でも、
一般病院では診ることのできない患者も数多くいるこの病院だ。
うまいことシステム構築するのは、かなり難しいだろう。

現時点では、
システムと、現場が乖離していると感じた。

これから何度かバージョンアップをしながら、
スタッフ側にも、患者側にも、
快適な環境を提供するシステムに充実させて欲しいものだ。

さて、
最初にみてもらった耳鼻科では、
超久しぶりに、カニューレ先端の気管内に肉芽が出ていた。
咳や、吐きで刺激したのでは?
と、耳鼻科医。

カニューレと皮膚の間に挿入している気管ガーゼを、
2枚重ねにして、
カニューレ先端が肉芽に当たらないように調節した。
これで様子を見ることに。

次にみてもらった主治医は、
活発に手足を動かす力に、驚いていた。
やっぱり、電子カルテに悪戦苦闘していた。

最後は外科。
外科主治医は、異動で、今日が最後の診察だ。
次回からは、新しい医師に交代。

外科主治医には、今年度初めから担当してもらった。
あの、最悪の状態だった小腸切除手術の直後から診て貰っている。

手術がうまくいったこともあるのだろうが、
担当してもらってからは、
トラブルらしいトラブルは全くなかったと言っていい。
彼のお陰で、
というわけではないのかもしれないが、
年単位で覚悟していた入院も、
奇跡的な早さで回復した。

毎日、こまめに目を配ってくれて、
ちょっとした疑問にも、分かる範囲で明確に答えてくれて信頼できた。
何より、おおよそ同年代の先生に、
私たちが、本当に、相談しやすかったのが大きい。

やはり、何らかの力をもらったのだと思わずにはいられない。

このご縁に感謝したい。
ありがとうございました!

外科医が最後と言うことで、
午前中は、夫も付添いで来た。
また、初めて、夫の母に、付添いのお手伝いを頼んだ。
いつもは、私の父に来てもらっていた。
初めて外来受診に付き合った母は、
あまりのハードさに、驚いていた。
これからも、手伝えることあったら言ってね、と、
おみやげの、お手製のがめ煮と炊き込みご飯とハンバーグをくれた。