みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

外泊一日目

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外泊の日だ。
台風は去っていったが、まだ雨風は残っている。
でも、とっても涼しくてすごしやすい。
クーラーなしの我が家、
力が帰ってくるこの日ばかりはクーラー入れんとね、と思っていたが、
不要だった。
力、自分に合わせて、天候も変えているんかも。

朝一人で行くつもりで準備していると、
夫が「今日休みになった。」と。
朝食食べて、お姉ちゃん達をおばあちゃんに頼んで、
出かけた。

力は起きていた。
深夜は、ずーっと起きていたらしい。
やはり興奮か?

朝、担当外科医の回診後、主治医も来てくれて、
いろいろとお話してもらった。
うんちをいっぱいしていたので、
そのまま風呂に入れて、
朝の注入をしてから、いざ自宅へ。

乗り込む際、小雨と風がある中、
力は動じず、眠ってしまっていた。
サクションしなければいけないので、
高速ではなく、下道で帰ろうと思っていたが、
この分では大丈夫そう、と高速でひとっ走り。
昼前には自宅に到着した。

待ち構えていたおねえちゃんたち、
「ちーくんーーー、おかえりいいーーー。」
と玄関まで走ってきた。
布団に寝かせると、すぐにおもちゃ状態であった。
本当は眠い力も、お付き合いしていた。

すぐ昼の注入時間なので、
お姉ちゃん達の食事と同時進行で注入の準備をして、
どうにか間に合わせた。
これが日常だろう。時間に追われる生活。

でも、乳児がいる家庭は、みんなそうだ。
そんなもん。

夕方の注入前に、微熱があったが、そのまま様子見。
環境変わり、眠らせてくれないお姉ちゃん達の歓迎モードで、
ゆっくりできなかったからではないかと推測。

夕方、いきなり自宅に一台しかないテレビが故障したので、
私と力以外のみんなで、電気屋さんに出かけ(させ)た。
で、今だ。あーゆっくり。一人が楽。

今日の夜は大変だろうが、まだ一日目。恐らく大丈夫だろう。

明日の朝、自分がどれだけげっそりするか、恐ろしくもあり、お楽しみでもある。