みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

退院準備

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今日もあまり変化なし。
ごきげんもよく、おしゃぶり取り上げると大泣きして、
いつもどおり。

おたふくかぜ騒ぎも、病棟を移ることは免れたが、
限りなく白に近いグレーとは言え、
感染の可能性はゼロではないわけで、
病棟での隔離対象になっている。
発症の恐れがある来月頭から、個室に移ることになった。
個室は、今いる病室とは違い、
本当にプライベート度が上がるので、
付き添いの観察力を必要とされる。
特に力は、気管切開部の事故の危険性を抱えるため。

そんな時期に、夫の仕事は、とうとう午前様の生活に突入してしまった。
少し肌寒くなるまでは、こんな毎日だろう。
今まではじいさんばあさんに泊まりを手伝ってもらったりしていたが、
年もとってるし、観察力を期待されるのなら、彼らには荷が重いだろう。
付き添いを全て私がして、お姉ちゃん達の面倒を頼むことにした。
夏休み期間なのでちょうどよかったが、お姉ちゃん達は心配ではある。

個室移動は24時間のケアの練習期間と捉えても良さそうである。
というのも、外科医からも、早いうちの退院を目指したい、
という話がちらほら出てきているのだ。

このまま調子が崩れず、おたふくも発症せず、なら、
8月1週目に点滴が外れるかもしれない。
その後、体重がうまく増えていけば、退院ということになる。

調子いい毎日ではあったが、「退院」が現実味を帯びてくると、
うれしいというよりも、ドキドキ度の方がアップ。

ぼちぼち家を片付けておかねば。
付き添いの毎日と言い訳して、
すっかり家は散らかり放題だ。

そうそう、退院してしまうと、当分いけないだろうから、
久々に髪を切りに行かせてもらった。
でも、長い付き合いの美容師さん、
「放棄するわけじゃないけど、このまま伸ばした方がいいと思う。」
と、殆ど切ってくれなかった。
「まあ、次は目標決めましょうよ。例えばエビちゃんとかさ。っぷぷ。」
と言うので、
「私、エビちゃん嫌い。」
と言うと、
「いや、そう言ってもね、○×さん(私)、どうやっても、エビちゃんにはなりませんから。」
と失礼なことを抜かす。

私:「ふーん、いいですよーだ。」
美容師H:「てことで、エビではなく、エビマヨくらいで。」
私:「えー、エビチリは?チリの方がパンチありそうやない?」
H:「いやいや、もう○×さん、パンチはありますって。これ以上パンチ出してどーすんですか。」

というアホ話をして、とりあえず、
これから、エビちゃんもといエビマヨちゃん目指す!何かよーわからんが。