みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

夏のホークス慰問第二弾

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注入量は65ccのままだが、
今まで1時間半かけて注入していたのを、
1時間に短縮してみることにした。
3時間毎の8回注入だが、
一回注入に1.5時間かかるということは、
トータルで半日間は注入されている時間ということ。
ほとんど入りっぱなしということだ。
力は腸が短いので、
できるだけだらだら注入する方が、腸に優しいらしいが、
注入などの管理は人の手を介する。
今でこそ看護師さんにお願いしている部分が多いが、
自宅で、となると、
私が、ほとんどそれをやることになり、一日中休む暇なし、ということになる。

うまく短い時間で対応できるようになってくれればいいが。

さてさて、
先日のズレータ(おたふく)プレゼント騒ぎから中三日。
本日はホークス慰問第二段として、
4人の選手が来てくれることになっていた。
テレビ等の取材が入るとのことで、
予定の小一時間前から、病棟内はざわざわざわ。
カメラかかえた兄さん姉さん達も出入りして、物々しい感じであった。

この病棟は、比較的歩いたり外に出ることができる子どもたちが多いので、
取材場としてチョイスされたらしい。

予定時間過ぎて、4人の選手がやってきた。
新垣、杉内、星野、もう一人名前忘れた。

女の子から花輪をかけてもらい、サインタイム。
はっきりいって、ヒートアップしていたのは大人の方だった。
色紙は一枚、と師長に釘を刺されていたにもかかわらず、
わんさか持っている大人がいた。
患者の子どもを払いのけてまで、携帯カメラで撮影していた大人がいた。

「主役はこどもやろ!」

テレビカメラたちも、一番いい場所を陣取って、
こども達にサインをする図のいい絵柄を撮ろうと、身体を乗り出していた。

何のための慰問なのかようわからん。

こども達は、喜んだのだろうか?
みんなに本音を聞きたいもんだ。

といいながら私、
ちょっとした隙を狙い、杉内選手に、力の装具にサインをもらった。
「こんな小さいの、書けんなあ。」
と、やや嫌そうだった。

まあいい。

言ってみれば、選手達も、大変だ。
病院内ってことで、こんな、私みたいな冷やかし半分にさえ、
にこやか?にサインしなきゃいけないんだから。

お疲れ様で~す。

今年は優勝お願いしま~す。