みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

初めての性教育(まずは手始め!編)

今日の夕食時、
いきなり上のお姉ちゃんが、
「ねえー、お母さんさあ、お父さんと『ちゅー』したことあるとー?」
と言った。

あまりにも唐突に不意を衝かれて、一瞬答えに詰まった。
以下はお姉ちゃんとの会話全文。

N:「ねえー、お母さんさあ、お父さんと『ちゅー』したことあるとー?」
母:「!!えー、あるよー。」
N:「えー、ホントにー?お父さん、ないって言いよったよー。」
母:(なんやあの野郎、一人でいい子ぶりやがって)
  「うそー、それはうそやろ。あるけん。」
N:「えー、どうしてー?」
母:「結婚したら、みんな大体するとよ。」
N:「じゃあさあ、『ちゅー』っていつするとー?」
母:「はああ?いつってねえ、そうねえ、それは内緒。」
N:「えー教えてよー。」
母:「大人になったらわかるったい。内緒。」
N:「じゃあ、どうやってするとー?」
母:「それは、教えられられん。Nも大人になったらするけん、わかるよ。」
N:「えー、でもN、結婚せんかもしれんもんー。そしたら分からんやん。」
母:「いや、そうねえ、結婚せんでも、する時はあるかもね、多分。」
N:「ホントー?」
母:「ホントホント。でもさあ、なんで、『ちゅー』のこと聞きたくなったと?」
N:「そうねー。」
答えず。あやしい。
N:「じゃあさ、お母さん、お父さんのこと好き?」
母:「あー、そうねえ、どうかねえ。お父さん、わがままやけんねえ。」
N:「だってさあ、好きじゃないと結婚できんっちゃないと?好きっちゃろ?」
母:「そうねえ、お母さん、おばあちゃんが好きやったっちゃんね。」
N:「はあー?意味分からん。」
母:「おばあちゃんの子どもがお父さんやろ。だけん、いいっちゃない?」
N:「???」
母:「まあ、大人になれば、そのへんいろいろ分かるって。」

小学校一年生一学期で既に『ちゅー』に絶大な関心を持っている。
親はちゃーんと心構えしとかな、
こんな受答えじゃ、太刀打ちできんぞ。

あーあ、今日は実際、腰引け気味な負け試合であった。
参りやした。