みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

とうとう

イメージ 1

とても調子が良いので、
明日から注入開始しましょう、と言われた。
予定通り術後一週間で、ここまできたぞ。すごいすごい。

利尿剤も今朝早くに終了して、
当初から入っていた栄養点滴だけになった。
胃ろうのチューブと気管切開カニューレは当分そのままなので、
その他の管類は、
吻合した小腸が破けたりしてないかを確認するための一時的なドレーンが、
身体の中に入っているだけになる。
今朝はそこから殆ど出血してなかったので、
本当に吻合がうまくいっているということんなんだろう。
あとは、注入して、残った短い小腸がちゃんと栄養吸収してくれるかが大きなハードル。
明日からまた、エレンタールという経腸栄養剤を、まず胃ろうから少しずつ入れてみることになる。
どきどきだー。

昼はぐっすり寝ており、暇だったが、
夕方じじばばがやってきて、それから起きていた。

主治医が様子見に来てくれた。
「調子いいんですよー。」
というと、
「そうそう、最近会う人会う人に、『ちから調子良いよー』って言われよったよ。よかったねー。」
と喜んでくれた。
「ホントは、これが一般的やもんね。今までの術後が特に良くなさすぎたっていうか。」

明日から注入のことを言うと、
口から飲ますのこともやってみたいね、と言われた。

そう、口から飲めるようになれば、
胃ろうチューブも必要なくなるのだ。おおー、なんと身軽な!
まだまだそこまでは気が早いが、
すっきりした身体の力を想像して、とっても楽しい気分になっていた。

今日は、ご機嫌で起きていた午前中、
看護師さんが痰取りして、
「じゃねえ、ちーくんばいばーい。」
と手を振ると、ばいばーい、と両手をばたばたさせた。
これは??と、何度もトライしていたが、何度も返ってきたので、
わかってるうー!と看護師さんと大喜びしていた。
まあ、ホントに分かってるかどうかはわからんが、
こんなことで、うれしくなる気持ちを持てるのも、力が調子いいからだ。

明日からぼちぼちいきまっしょい。