みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

手術前の検査など2

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昨夜、仕事合間に夫がきたらしく、
初めて外科担当医と長く話したらしい。
いろいろと今まで思っていた疑問点などをぶつけたようだ。

以下は夫婦の会話。
夫:一生懸命説明しようと思ってくれとうのはわかるけど、
でも、やっぱ、カチンとくることもある。
妻:何が?
夫:「この子腸が短いから~」、とかるーく言いよる。
そりゃそうやけど、腸が短くなったのは、力のせいじゃないやろ、
何でこんなことになったかっていうのを考えると、
あんたらにそんなふうに言われたくない、と思ってしまう。

まあ、そりゃそうやねー。
私はあほだ、と自分で言ってるのに、
人に、お前はあほや、と言われるとムカつくのと、ちょっと似てるんじゃない?

うーん、ちょっと違うか???

まあ、たとえはいいとして、
医師から患者を見る時に、
対人間、というより、
どっちかっていうと、サンプル:被験対象という感じがあるにちがいないのだ。
特に外科系は。


今朝は力、眠っていた。
夜は3時ごろからぐっすりだったらしい。そういや、夕方検査後に熟睡してたもんなあ。

朝回診の後、昨日の造影検査のことを、
レントゲン写真を見ながら、外科医から説明を受けた。
意外に、大腸側の腸の口径が小さくなっていないので、よかったようだ。
造影剤もちゃんと入ったし、
その後、ちゃんと大腸に回って、便として排出したらしい。
機能しているぞー。
今日から毎日、腸に生理食塩水を一定量流し、
腸管を鍛えるとのこと。
実際見てみたが、ストローみたいな管を体の外に出ている腸の入り口に差し込み、
注射器で生食を流し込むだけの単純な作業だった。
痛みなどがないらしいので、力、何事もなく終わった。

また、先日から行っている培養検査から、
やはり、痰に少量MRSAが残存しているとのこと。
鼻の穴に抗生剤軟膏を塗り、手術前の感染源を最小限にすることになった。

明日は心臓のエコー検査と心電図の検査がある。
検査が続くと、何となく手術への緊張感が出てきた。
何事もなく手術の日をむかえて、
何事もなく、手術室から出てきてよーーー、力!

今日は午後からおばあちゃんも来てくれて、
早く帰りー、と代わってくれたので、
久々に大学に顔を出して教授と研究その他の話をした。
本当に短時間だったが、こんな時間はとっても有意義で貴重。