みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

仲間は

緊急手術の経過説明があった後、
夫が手術場に入ってしまい、一人になってどうしようかと思った。
膝がガクガク震える位に動揺している。
思い浮かんだのは、今医師をしている友人だ。夜遅かったが電話した。
彼女は、大学時代のテニスのペア。大部分の時期を一緒に戦った仲間だ。
彼女、現役医師だし、少しの説明ですぐに理解してくれた。
話すと、少し落ち着いた。

手術の次の日、力の面会に行った帰り、
夫の携帯が鳴った。
夫の大学時代の友人だった。
久しぶりに話す、その彼は、夫の大学時代のテニスのペア。
力のことをかいつまんで話しているうちに、
夫はどんどん涙声になり、最後は泣きながら電話していた。
電話切った時には、夫、少しスッキリしていた。

青臭い言葉だが、

「仲間ってヤツは本当に何物にもかえがたい!」