緊急手術の経過説明があった後、
夫が手術場に入ってしまい、一人になってどうしようかと思った。
膝がガクガク震える位に動揺している。
思い浮かんだのは、今医師をしている友人だ。夜遅かったが電話した。
彼女は、大学時代のテニスのペア。大部分の時期を一緒に戦った仲間だ。
彼女、現役医師だし、少しの説明ですぐに理解してくれた。
話すと、少し落ち着いた。
手術の次の日、力の面会に行った帰り、
夫の携帯が鳴った。
夫の大学時代の友人だった。
久しぶりに話す、その彼は、夫の大学時代のテニスのペア。
力のことをかいつまんで話しているうちに、
夫はどんどん涙声になり、最後は泣きながら電話していた。
電話切った時には、夫、少しスッキリしていた。
青臭い言葉だが、
「仲間ってヤツは本当に何物にもかえがたい!」