みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

新年の幕開け

1/2は午前中に昨日行けなかった初詣に行き、
午後は夕方から大学時代のサークルの新年会に久々に家族で出席した。楽しい時間だった。
力は新年会では、
私が壇上で近況報告する段になると図ったように目を覚ました。
ちょうど皆さんにお披露目できてよかった。

この正月は寒くなかったし、力を連れ出すことができたなあー。
家族で動くと上の子たちもまだ子ども、めちゃくちゃ手間がかかる。
力が外でもおっぱいが飲めれば楽なんだろうが、
まず力に授乳してからになるので、時間を計算しながら、
上の子たちを昼寝させたり準備させたり、もう毎回ぶちぎれ。
午前、午後一度ずつの短時間外出が限界だが、
出てしまうと楽しいし気晴らしになって私にはいい正月だった。

夜、上の子たちを寝かせて力に授乳していると、また豪快に吐いてしまった。
その後また苦しそうにもう一度吐いたので落ち着くと思いきや、ずっときつそう。
抱っこして2時間経っても解消しないので、
心配した夫がとうとう病院に電話した。
とりあえず来て下さい、と言われタクシーに乗ったのが午前0時半。

-正月早々、力に何かあったら、
久しぶりに乗ったタクシーの窓から都市高の明かり見ながらぼんやりと考えていた。
母の感触としては、これは、という切羽詰った感じではないと思っていた。
でもわからんもんな。


病院に着く頃にはずいぶん落ち着いていた。
当直の先生に診てもらったが、これといった異常も、誤嚥などの心配もなさそうだ。
お礼を言ってタクシーで帰った。
私も力も、うとうとと寝てしまった。
帰ると夫が待っていて、やや安心して寝てしまった。
私はそれから授乳して、寝たのが朝4時。

一日中、盛りだくさんだった。
でも無事でよかった。

新年の幕開けとしては、いかにも「らしい」ものだった。はああ~。今年も頑張るぞう。