再入院1日目。
退院して、家滞在9時間後には、
救急外来にて処置されていた。
以下、長い夜の状況、長文ご容赦。
退院、帰宅して夜、
お待ちかねの入浴後、
いつも通り投薬するも、
いきなり家初日から鼻チューブ詰まりが発生。
水が入った大小シリンジで、
押したり引いたり。
なんとなく光が見えてきたか?
と思ったら、
ポンっという破裂音がして、
眠りかぶっていた力の身体がビクンと跳ねた。
チューブ詰まりは解消したが、
あの音何よ?と不穏。
聴診器でいろんなところの音を聞いてみたが、
入眠後でもあり、
胃には何も入っていないから微小音、
腸近辺はよくわからん、
左肺が少し音が小さいかなというくらい。
注入再開してみると、
10分ほどたったころか、
珍しく寝たまま咳き込み、
吸引したら、経管栄養剤が出てきた。
口や鼻からも。
注入は止めて、時間外電話へ連絡。
夜勤の医師と話す。
医師の見立ては、
十二指腸のチューブ先端が動いて、
胃に移動して、
注入物が入っても空っぽの胃の動きが悪く、
逆流して口鼻気道から出てきたのではないか、
とのこと。
まずは頭を上げて、吸引しっかりして、
鼻のチューブ内も空にして、
自家用車で来るように、
そんなに危険な状態ではないから、
大丈夫、とのこと。
吸引しても、酸素飽和度が下がる。
酸素ボンベ背負い、車で急いだ。
救急外来へはタッチの差で、
おそらく重篤な患者さんの救急車2台の前に滑り込んだ。
入るのは入ったが、
タッチの差だったため、
救急はかなり火の車になっていた。
看護師さんが走り回り、
途中から看護師さんがいなくなり、
医師は力を一人で処置。
お母さんお手伝い良いですか?
と言われて、もちろん、と、
その後ほぼ助手状態で、
採血やレントゲンの補助をした。
だいたい22時ごろ。
透視室に行き、
みてみると、
管は元あったところにそのままある。
それなら、破裂音や、
今の状況なぜか?
鼻のチューブから少しずつ水を注入して動きを見た。
なんと、食道付近で水がふわっと漏れている。
よくみると、
ずれたチューブが見えた。
破裂音はチューブが破断した音だった。
押したり引いたりの圧力のためだろうが、
非力(ではないかもしれない)な女手の押し引きで、
こんな部分が破裂するのか??
医師も、みたことない、と。
まずは原因究明できたことでさらに問題。
完全に切断してしまっていたら、
下方のチューブを回収することが、
かなり難儀になる。
場合によっては手術もあり。
医師がゆっくり引っ張って抜いているのを、
祈るような気持ちで見ていた。
破れているところが見えて、
なんとか皮一枚で繋がっていた。
チューブ全回収。
よかったーーー。
医師もホッとした様子。
新しいチューブ挿入しても良いが、
あまりに人手が足りないので、
一旦保留、今日は点滴だけ、
加えて、
誤嚥性肺炎が大いに考えられるので、
このまま抗生剤治療になる、との説明。
一旦待合室に戻り準備を待つ間に、
発作なのか、痙攣が始まった。
再度処置室に入り、
早めに点滴投与お願いした。
採血の結果、脱水症状とのこと。
なかなか痙攣収まらず、
酸素飽和度も上がらず、
焦ったが、
少しずつ改善、落ち着いてきた。
再度、採血するも、
状態悪くできず。
病棟に上がることになった。
夜勤看護師さんたちが、
大変やったね、
という顔でむかえてくれた。
そこからは手際よく、
抗生剤治療も始まった。
寝たままの力は、
少しずつ数値も落ち着いてきた。
お気に入りの焼き鳥屋テイクアウト盛り合わせで、
退院祝いをするつもりだったが、
一本も食べられず。
気づけば、2時前。お腹減った。
バタバタ最低限の荷物だけ持ってきた。
何もない。
自販機でカップ麺買って、
薄暗い中食べた。涙涙。
退院した日に再入院。
しかも超レア案件にて。
厳密には日付は変わっていたので、
翌日再入院、てことになっているが。
なかなか気持ち上げられない再入院だが、
最悪な状況でなかったし、
運良く乗り切ったのかもしれない。
これ良しとして、
しっかり養生してもらおう。