みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

大学病院の命の恩人

病院の話が続くが。

 

力は約5年前、下血で入院、

原因不明も止血はして退院してまた下血、

を1年超数度繰り返した。

それぞれ輸血も施されたし、

失血ショック状態も何度かあった。

繰り返すうちに入院間隔がどんどん短くなり、

力はどんどん小さく顔色悪くなって、

解決の光が見えない、

とてもシビアな状況だった。

 

原因は多分ここだろう、と思われても、

調べる術をやり尽くし、不明。

さらに調べること自体が命のリスクがある、

というところを引き受けて、

幸運にもタイミングに恵まれ出血部分を見つけてくれ、

治療してくれたのが、

今定期的にかかっている大学病院だ。

 

半年に一回の観察受診だが、

主治医はとてもきさくなざっくばらんな人で、

毎度ストレスなく受診していた。

残念なことに、

この度、とうとう異動になってしまった。

 

先日最後の診察。

トランジションの不安があり相談した。

特殊事例だし、

おそらく他では難しいはずだから、

自分の次の医師に引き継ぎますよ。

と言ってくれて本当にホッとした。

 

加えて、胃ろうのトラブルがあることと、

今後、胃ろう造り直しの可能性があるが、

その手術も難しいものになるだろうから、

受けてくれるよう頼んだ。

了承してもらった。

これまたホッとした。

 

現時点で、

力の命のリスクが高いのは、

下血の再発だろうと考えられる。

医師が変わって、

病院も変わったらどうしようと不安だったが、

とりあえず安心。

 

力の命の恩人の医師は、

最後までちゃんと道筋つけてくれた。

ありがとうございます!

異動先でもご活躍なさりますよう!

 

力に夫の(派手すぎて着なかった)ズボンを、

リメイクして履かせてみた。

いいじゃん!

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