みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

さらっといきたいオレ

新しいタイプの椅子は、

力には合わなかった。

昨年の今頃、お試し1週間で良さげかな、

と思って作っていただいたが、

その際も、

いやあ、このタイプってやっぱり暑くない?

との懸念払拭できずにいた。

結論として、

それが最適解だったような気がする。

 

椅子製作者さんによると、

多くの子どもたちにとって、

とても良い効果をあげているそうだ。

なので、そのことは否定しないし、

使った人が満足ならそれが1番。

というところ、念のため。

 

力は、尻に褥瘡ができた。

最初はなんで元気な状態で褥瘡なのか、

ものすごく不思議に思って、

もしや隠れた不調なのかと心配していた。

そこで(珍しく)、夫が気がついた。

新しい椅子じゃないか?と。

 

そういえば、ここ最近の変化は椅子だけ。

すぐに座るのをやめて訓練の先生に相談。

見てもらうと、やはり、怪しいかも、と。

たった4回しか座っていなかった。

 

そこから調整が続き、

再度採型、椅子の形を再成形してもらった。

褥瘡のケースはほとんど聞かない、と、

最初言われていたが、

採型の際に、褥瘡になる可能性はある、とのこと。

 

出来上がりをすぐに持ち帰らず、

訓練の先生とチェックしながら30分ずつ座る。

やっぱりまた怪しい。発赤。

なんで?

最初の採型から半年弱。

力も成長はしているだろうが、、

 

いろいろな案を試みてもらって1ヶ月超持ち帰られず。

なんやかんやで少し解消傾向がみられ、

OKではないが、ここでとりあえず持ち帰りましょう。

と家に戻ってきた。

1日1回から座るのトライ。

30分。

尻、なんと、赤くなってない。おおおー。

 

椅子には暑さ防止のファンを取り付けている。

標準は1つだが、

リクエストして2つに、特別に追加してもらった。

(追加料金発生)

家でトライの際には最初から2つしっかり稼働させた。

訓練の先生方に、

考えられうる案を試しても、

完全にクリアにならなかったのは、

姿勢の崩れなどを見るのに私たちが集中してしまい、

ファンを稼働したり稼働しなかったりだったから、かも。

 

正解かは不明だが、結局は暑さだったか。

つまり、最初の懸念がそのまま。

 

いろいろな人がいるのだ。

誰にとってもオールマイティに理想形は、ない。

力には当初提案の椅子では、合わなかった。

これがわかったことが、今回の収穫。と思おう。

1年超の学習だ。力も苦労したなあ。

ストレスあったろう。

 

自分の反省は、

懸念事項を完全に解決しなかったこと。

まあいっかと流されがちなのがままある。

勇気を持って立ち止まろう。

 

何事もさらっとカラッといきたいな、

息子くん。

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