みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ウイルスとの地道な戦い

よく寝てくれていたが、

朝方起きて咳き込んだりしていた。

また、38度5分に熱が上がっていた。

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白々と明けてきたくらいに排便3連続。

そろそろ抗生剤の影響が出ているかも。

週明けの朝いちで病棟医師が説明に来てくれた。

 

RSウイルス感染と細菌感染を引き起こしており、

細菌感染には抗生剤で対抗するが、

ウイルスには特効薬はなく、

分泌物を地道に排除するしかない、とのこと。

 

早めの整腸剤の処方と、

経管栄養食だけの食事より、

普通の食事を少量でも食べさせたい旨伝えると、

昼から、ペースト食を追加してくれた。

今回の入院は、

最初から食事量はいつもと変わらないところから始まっているので、

大きなアドバンテージだ。

 

入院時にタイミングが合えば、

いつも病院の管理栄養士の先生とお話しさせてもらう。

今回もリクエストするとすぐにきてくれて、

ここ最近の悩みどころの「とろみ剤」について、

いろいろと教えてもらった。

この件については後日。

 

昼に給食が届いた時には、

力、再度眠ってしまっていた。

美味しそうな香りなのに!

先に味見してみたが、相変わらず美味しい。

家では真似できないレベルの滑らかさ。

ペースト状でも全部平らげられるくらい。

出汁がきいてる。

病院食としては最高だと勝手に思っている。

作ってくださっている方々の思いが想像できる味だ。

ありがたく、力にもいただいた。

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普通食が少しだけでも入ると、

力も活性化されるような気がする。

今日は少量でトライしたが、

明日からも続けていこう。

 

午後一旦起きたがまた眠ってしまった。

日中は熱は徐々に下がる。

夕方まで起きないので寝たまま体拭きをしてもらうと起きた。

それから数時間はそこそこ活発に動いていた。

排便やっぱり怪しいがまだ持ち堪えている。

 

少し身体を動かしたため、分泌物吸引も頻回になった。

なかなかしぶとい分泌物だが、少しずつ取り除けてきた。

地道な戦いでも、こっちもしぶとくやるよ!