みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

幸せな日常~生まれて一月半

力が退院してきて約2週間、生まれてきてから一月半が経った。
退院後すぐはさすがに、いろんなことに慣れるまで、ばたばたしていた。

授乳は一日3時間おきに8回。
管注入の準備と、経口哺乳の練習のための哺乳瓶を準備して授乳スタート。
授乳は終了まで、長い時で1時間ほどかかってしまう。
その後、器具を洗浄消毒し、授乳とは別に搾乳して、合間に洗濯などの家事をする。
あっという間に次の授乳タイムだ。
朝と夜は上の子たちがいるので、食事の手はあまり抜けないが、
昼は私だけなので、つい後回しになり、気づいたら夕方まで食べてないことも。

こう書くと大変そうだが、三人目なので想定範囲内だ。
めまぐるしいが、やっぱりどっかで手を抜けて、ブログ書いたりもできる程。
これが経験、というやつだろう。

退院してきて力の顔は一日一日違ってくる。
どんどん大きくなって、表情も豊かになってきた。手も足もよく動く。
「おうちで、家族に囲まれて過ごすことが、力くんの力になりますから。」
主治医が退院前に言っていたが、本当だ。実感。

出産後すぐの入院で、いつもと違う育児スタートとなったが、
ようやく、今である。
寝不足でハードなのに、まったり幸せなこの感覚。久しぶり!
家で力とふたりきりでいる時の自分の顔は、誰にも見せられんなー。