みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

医師の友人

大学時代からの友人に医師がいる。
今は少し離れているが、
彼女が医師になる前から、
私にとって何か決断事や悩みなどあった時にはいつも思い浮かぶ、大事な友人である。
今回のことは、特に彼女の専門分野。
出産した次の日に真っ先に電話した。

主治医は懇意にしていても他人だし、なかなかぶっちゃけて話をするという訳にはいかない。
彼らも、ショックを与えないため、
何だか奥歯にものがはさまったような言い回しになってしまうのはしょうがないとはわかっている。
でも、入院初期、どうなるかわからない不安な状態だったので、
何でも言ってほしい、知りたい、というのが私たちの切実な気持ちだった。
たとえ最悪のことだとしても。

その時までにわかっていることをかいつまんで話し、
見解を聞いた。
彼女なりの意見を聞き、少し落ち着いた。
今思うとささいなことだったかもしれない。
でも、その時はとても元気が出たのは事実。

「持つべきものは友」だ。