みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

力効果で皆勤賞

末っ子に力のような医療的ケアが多大に必要な重度障害がある子がいると、
多くの人に、ご家族は大変でしょう、と言われたり、そんな視線を感じるが、
確かに実際、大変なのは間違いない。

でも、力がいるからこそ、とても良いこともある。
というか、むしろ良い効果の方が多いのではないかと感じる機会が増えてきた。

その一つが、健康管理だ。

我が家メンバー、冬だけでなくいつでも、
「手洗い、うがい!上着は外で脱ぐ!」
と鬼のような母からがみがみ言われ続ければ、
いやでも習慣になってしまうし、
感染症の季節にはできるだけ人ごみにまぎれないように工夫するようになる。

もともと娘たちの通った保育園の方針もあって、
食生活や、生活リズムを整えることの大事さは理解して実践もしていたが、
力が我が家にやってきたことで、
それが娘たちの幼少期のみで終わらず、苦にせず継続して今に至る。

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その結果、娘たち二人とも、中学校時代は皆勤賞。
まさに病気知らずの二人。
親としてはとても鼻が高い。
義務教育を終えるにあたり、
大きなご褒美をいただいた感。

毎週のように風邪をひいて、
家族全員から引かれていた夫も、
そこそこ体調管理ができるようになったのも、
力効果サマサマ。

大変なことはいつのまにやら慣れたり、誰かに手助けしてもらえる。
良いことをたくさんいただいていることに、感謝感謝。