みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

手動でペーストづくり~Chef'n VeggiChopスピードみじん切り器

先日の夕食時、力の食事ペーストづくりに大奮闘していたミルがとうとう煙を吐いて昇天した。

その数日前から、なんか妙な音がするなあとは思っていたのだ。
ま、なんとか大丈夫でしょう、とそのまま同じペースで使っていたが、
あれ、スイッチ入れないのに動き出した、と思ったら、変なにおいがしてもくもくと煙。熱い。げげげげ。

しばらくして冷えたのを見計らってもう一回、まわしてみようと、コンセント入れたらいきなり動き始めた。
これはもう絶対に危険。(というか煙が出た時点でアウト)

料理を作ってすぐに取り分けて、できる限りできたてほやほやを力に食べさせたい。
だから、まさに、今、ペースト状態で欲しい。そのタイミングで煙を吐かれてしまった。

中途半端に粒が残っていたのだが、なんとかその夕食はクリアした。
すぐに通販で後継機を注文したが、最速で到着が明後日。
あと1日半、どうしよう。

とりあえず翌日、大きな家電店にわざわざ見に行ったが、
いつも通販でしか買わないこともあり、妙に値高感。しかも品薄。(家電店大変やなあ)

そんなら、1日だけごりごりやろう、と、
すりこぎとすり鉢セットと、濾し器ををキッチン用品売り場に買いに行ったが、
これが、ほとんどおいてない。あっても、これ、使えんやろ、というサイズ。そんな時代なのか。。。。
娘の離乳期は、まだごりごりやってたけど。
イメージ 3

ということで、丸1日は力には申し訳ないが、ラコール寒天だけの食事となった。

後継機は、今まで使っていたものと同じ使い方で、しかも容量アップでとても便利。
壊れなければ、小さなサイズのミルで、何度も何度も手間をかけていただろうから、
良い買い替えが出来た、と結果オーライだったのだが、
これもいつか、いきなり煙を吐くかもしれない。
また困るのはごめんだ、と、
予備機として、
電力に頼らない、自力でペーストを作ることができるもの、を、探すことにした。

力の一回の食事量はだいたい容量で300ml。
これくらいの量になると、自力ですりつぶしたりこしたりしていると、かなり時間がかかるし、
注入器具のシリンジの穴や、胃ろう孔に詰まるような粒が残るレベルだと意味がない。
となると、ミルやミキサーが最適になってしまう。

手動でできる品があるのか。

探して探して、いくつか候補はあったが、一番面白そうなのを買って試すことにした。

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Chef'n VeggiChopスピードみじん切り器/2,700円税別













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蓋にはまってる輪っかを外して引っ張ると、
中の歯がグイングイン回ってチョップする、という仕組み。

大方、ハンドルをぐりぐり回すタイプばかりだったので、
どんだけできるのか、ちょっとやってみたい、というのが、
実際の購入理由。好奇心だ。

名前の通り、玉ねぎのみじん切りなどにどうぞ、
と書いてあったので、
ペーストづくりの用途ではないのかもしれないが、
仕組みとしては、ミルとかミキサーと同じ。
きっと使えるに違いない。


で、届いたので、あけてみると、モノ自体は結構かわいい。
娘たちと、空の状態でグイングインとひっぱりあって、面白がっていたが、
初発、離乳食定番であろうカボチャ煮物ペーストを作ろうと、やってみた。

緑の固い皮部分(も一緒に投入した)が、細切れにしかならず厳しい結果。ま、皮に関しては予想通り。
まあまあのペーストにはなったが少々粒も残った。だいたい20回位引っ張った。

つぎに、パンペーストを作ってみた。
牛乳に浸した食パン。こちらなかなかのペースト状態になった。
といっても、カボチャの時よりも数段のスピードと回数(50回?)で。

ゴリゴリ回すよりは、きっと楽だと思う。
中に入れるものも、少し考えねばならないだろう。

でも、予備機として、うまくやれば使えそうだ。
なんていったって、電気要らず。自分の手だけでできるんだもの。

とりあえず、合格。

でもなあ、これも引っ張りすぎて紐ちぎれたりして。。。。