そのまま夜もいけるんじゃないのか?と思い、寝た後観察しながら約3時間。
鼻はたまにずるずるいう時に、寝たまま吸引して(吸引されても寝たままとか神業や!)、
夜中にはもうずるずるも言わなくなった。
呼吸は全く変動なし。これはいけますな。
ということで、少々緊張はしつつ、呼吸音を確かめながら、私はいつのまにか寝てしまった。
起床すると、夜寝た状態で、ぐっすりすやすや寝ている。呼吸状態安定。
夜過ごせましたやんか。
朝、いい感じで早めに起きたので、朝準備した。
今までは、スピーチバルブを外して、気道内に直接薬液が入るように吸入していたが、
閉鎖しているということは、呼吸をしているところから、つまり、誰もがやってる吸入の方法で、
口鼻からやるのが正解なはずだ。
マスクを使い口鼻から吸入した。気管切開していない時にしたっきりだから9年越し。なんか、ぷち感慨深。
吸入後にぜろぜろ言い始めたわけではなかったが、登校前だし、念のため気道内を吸引した。
やっぱり痰は少ない。
代わりに鼻水は、カテーテル吸引で、ずるずるとれる。
先日、担任の先生には、慣れてきてから学校でも疑似閉鎖で、と報告していたが、
これは、このままの状態で、大丈夫そう。そのまま登校。
登校すると、すぐに運動会の練習に行った。
私は、看護師さんや養護教諭たちと、受診の報告と疑似閉鎖での訓練、学校でのもろもろについて、
お話しするために保健室へ。
概要説明し、
改善側とは言え、これまでのケアから少し変更点があるため、
管理職(校長教頭)に確認するので、それまで校内待機してくれ、とのこと。
力の安全の確保は、当然何よりも優先順位が高い事項ではあるが、
力のような医療的ケアが必要な子どもを、施設や人様にお預かりしていただく上で、
いろいろな大人の都合勘案し、双方、または三方に最もいい状況になるべく調整しなければならない。
私たちのもうひとつの、現実的な大きな仕事。
昼くらいまでかかるかな、と思っていたら、思いのほか早く済み、
保健室にて、教頭先生に確認していただき、
まずは、今までのケアに多少変更を加えたことで、看護師さんたちの指示を仰ぎながら、ということになり、
無事私は放免となった。
せっかくだから運動会の練習でも見に行こう、と体育館に行くと、力にめちゃ冷たい目で見られてしまった。
はいはい、そうですか、演目秘密にしたいんやね。そうでしょうそうでしょう。
下校はバスで帰宅してきた。
バスだけは、スピーチバルブを外して乗せることで、当初、乗車認可が出ているので、今までと同様にて。
下車時、少しゼロゼロ言っていたが、帰宅するまで吸引は不要のレベル。
帰宅後吸引しても、少量だった。
その後はまた疑似閉鎖して、今に至る。問題無さそう。
付けたり外したりする方が、なんとなく力にとって負担になっているような気がする。
なにはともあれ、まだ始まったばかり。
様々試行錯誤がたくさん必要だろう。
今夜も、閉鎖したまま眠れそうだ。いいぞいいぞ!