みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

人生いろいろなのに

「Buy my アベノミクス」と言うが、本当にそうなのか?
大手企業のベア実現、経済が上向きになりつつ、と言うが、
それを実感しているのは、多く見積もっても全体の半分以下のような気がする。実際どうなのだろう。
 
配偶者控除廃止の議論がなされている。
私は、力を授かる前までは、ばりばり廃止推進な側に居た。
働かざる者食うべからず、なんて、はばからずに言っていた。
 
が、今。私は元気でやれることもそこそこありそうなのだが、働きたくとも、働けない。
2馬力でのわが家の家計設計が、あっという間に、かなり当分の間は1馬力での運営となりそう。
中長期展望を立てつつ生活していた方なのだが、
自分ががっつり介護者になるなんて、全く想定していなかった。
つまりは、偏った計画しかできてなかったってこと。
働かざる者食うべからず、なんてしゃあしゃあとよく言えたもんだ。恥ずかしい。
 
実は誰でも、今の私のような状況になりえるのだと、今は強く思う。
何をもって、自分や家族や身近な人が、いつまでも元気でいられると思ってしまうのだろう。
考えないようにしている、というのが、ほとんどの人の気持ちに近そうだ。
 
配偶者控除廃止についても、表層だけの議論をしてほしくない。
女性の社会進出を後押し?直結するわけない。
こんな税金や年金などの福祉分野の制度設計は本当に難しいことだと思う。
だからこそ、スーパーな頭脳を持った人たち、
誰もが納得できる制度設計を、あきらめずに追及してほしいものだ。
 
Mr.アベレージ、Ms.アベレージばかりではない。本当はそんな人たちが一握りかもしれない。
人生いろいろ、と誰かが言ってたではないか。