みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

「まるウ」の男

週明け登校し、フル終日。
午後から少々吸引してもらったようだが、機嫌よく過ごしたらしい。
が、迎えに行った時はやっぱりお疲れ気味で、珍しく帰路車内で転寝していた。
帰宅後はとても元気でごきげん。
久しぶりに部活なしで帰宅してきたおねえNもいたこともあり、
夕食時、NとRと力とで、めちゃくちゃ楽しげに団欒してすっかり興奮した模様。少々寝るのが遅くなった。
 
翌朝の今朝は早めに目を覚ましたが、眠そう。
でも、もう、風邪状態からはほぼ脱出したようで、朝の時点では吸引もほとんどしなくてよく、
早めに登校した。
 
本日はプールの日。久しぶりのプールだし、病み上がり、とも言えるので、
朝の申し送り時に、いつもより短めで、と先生に話しておいた。
ついでに、朝のうんちは半分くらいだったけど、水の中でやっちゃった、ってことは今まで一度もないので、
大丈夫だと思います~、と伝え、私は帰宅。
 
早帰りだったため、午後早い時間のお迎え時。
担任の先生、開口一番、
「あの、まず最初に御報告があるんです、、、、」
と。
え?なに?なんか危ないことでもあった??
すると。
なんと、力、プールでうんちをしてしまったらしい・・・・・・・。ぎょええええ。
まさに、今朝、「しないと思います」、と、私は自信を持って話していた矢先のできごと。。。。
 
短めのプールから出る直前だったらしい。
発覚した後は、他のお友だち全員、急いでプールから強制退去。その後プール閉鎖され、
以降は、小プールのみの解放となったそうな。
(学校には大プールと小プールの二つがあり、
プールでの排せつやおう吐は、ちゃんとマニュアルにて、しっかり消毒して管理することになってるとのこと)
 
力は至ってご機嫌だったらしい。
周りのあたふたをきっと他人ごとのように楽しんでいたに違いないと想像できる。なんてやつだ。
 
もうひとつ、こちらは、真面目なところで、
気管切開部分のスピーチバルブを、プール中に外してしまっていたらしい。
すぐに先生が気付いてくれたらしいが、
最近、教室でもよく外れるんです、と、報告は受けていた。
このごろ、また、とみに、バルブ外したり、固結びしているバンダナをいつの間にか外していることが多い。
手遊びして、すっかりやり方覚えているのだ。なんてやつ。
 
うんちは、やや不可抗力な部分はあるかもだが、スピーチバルブはずれは、要検討である。
どうしたもんかなあ。
 
それにしても、帰路はずっと、「プールでうんち」場面を、母の頭の中でぐるぐると想像たくましくしていた。
はああ、まったく。1年生にして、「やらかしてしまった」やん。
同時間帯にプールに入っていたお友だちのところに一人一人、
お手紙とお菓子でも持って、謝りに行きたい気分ですがな。
 
ちょっと前までは、ヘルパーさんや訪問看護師さんが来てくれる時間帯にはうんち我慢する、
ってな、ややナイーブな心持ちの主だったような気がするが。
これもまた、成長なのか。
ていうか、図太さアップかもなあ。リラックスしたんだろうなあ。プール気持ちよさそうやもんね。
 
まるウの男と呼んでやってください。
 
うそです。やっぱり呼ばないであげてね。結構気にするタイプみたいなので。