みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ラテックスアレルギー

2学期も残るは数日。
今年度半ばから、力は療育時間はお預かりしてもらえているので、
お預かりしてもらっている時間は、私がフリーの時間帯。
 
でも、月曜は親同行の通園だし、園内でのリハビリや訪問リハビリ、園外行事などで、
送迎してそのまま残ったり、早めに出向いたりすることが多く、思ったほど自由な時間ではなかった。
この時間帯で何かをすまそうと、いろんな予定を入れてしまうので、
うちに帰ってゆっくりする、とか、さあて、今日は何をしようかな、などと、思える余裕な日が、
結局のところ、ただの一日たりともなかった。確かに、貧乏性だから、でもある。
 
というような毎日なので、年末押し迫ってくると、掃除をやってしまわねば、と追い立てられていた。
手が汚れたり、別室に行ったきりになる時間を、なるべく短くせねばならん。
途中で切り上げることになるかも、と思うと、身が入らず。
昨年やっと、年末に2日間、園でお預かりしてもらって、本格的な風呂掃除ができた。
なので、今年はそうはならぬよう、力が体調良く、呼出しかからないと思われる日で、
天気がある程度良く、リハなど何も予定が無い日、という限定日を選んで、風呂掃除することにした。
 
力をお預けして、急いで買い物。
少し前に100均で買ったゴム手袋が合わずに手が痒くなったので、
100均のだったからかも、と、わざわざスーパーで、よさげなのを購入して帰宅。
昼食も食べずに、風呂場にこもりっきりになった。
 
昨夜から残り湯つけおきなど、仕込んでおいたので少しははかどった。
いい感じでなんとか終わりそうだと思いつつ、相変わらず手が痒いなあと思っていた。
でも、なんとかお迎えまでに、カビキラーまでやらなきゃ。
 
ようやくカビキラー臭まみれになったところで、とりあえず終了。
 
手袋をはずすと、痒い!
じんましんが両手一面に。真赤だ。
げげげー、この手袋もダメか、と思っていたら、目がかゆい。顔が何となく火照っている。
???
鏡を見ると、目が赤く顔上半分が腫れぼったい。
んー、これって、もしかして、ゴム手袋かな?
と思っているうちに、みるみるうちに、目が腫れて涙がボロボロ出てきた。
 
アレルギーか?。。。。
 
ものの数分間の間に、見る影もなくぶくぶく目の回りが腫れてしまった。
いかん、今からお迎えなのに。
 
とりあえず、昼ご飯を食べよう。ボロボロ涙を出しながら食べた。アレルギーに間違いない。
どうしようかと思ったが、
以前皮膚科の先生に貰っていた、アレルギーの薬を探しだした。
眠くなる成分があると聞いて、飲まずに治したので、そのまま余っていた。今回は背に腹は代えられない。
飲んで、しばらくすると、少しは効いてきたような気がする。引き換えに、どーんとどんよりとなってきた。
 
とりあえずお迎えだ。私のほかには誰もおらんし。
大きなマスクをして、腫れた目を隠すためにサングラスをかけて園へ。
力は、私の妙な風貌に驚きもせずでこちらが驚いた。私はかなりどんよりしながらも無事に帰宅した。
 
手のじんましんは、その日のうちにほとんど引っ込んだが、
目の腫れは、1日半かかってようやく、平常に戻りつつある。
目のばかりか、腕は特に、体全体も何となく痛くてだるくて大変不快な状態であった。
薬飲まなきゃ、もっとひどいことになっていたかもしれない。
 
園の看護師さんや訪問看護師さんに聞いてみると、ラテックスアレルギーだろうと言う。
一度アレルギー反応が出た後、次にまた使用すると、かなりひどいことになることがあるそうだ。
まさに、私はそのパターンにはまってしまった。
 
そうそう、そういえば、スーパーで購入した手袋は、合成ゴムと天然ゴムの2種類あって、
土に帰ります、エコ、とかなんとか書いてある天然ゴムを買ったのだった。
思い返せば、100均でも、そんなうたい文句につられて、天然ゴムのを買ったことを思い出した。
 
こんなにひどいことになるのか。
全く年末に、災難だったが、大事にならずによかったとも言える。
勉強した。
 
しかし、
ちょっと痒い、と思った時点で、はずさねばならんかったのだ。
まあ大丈夫やろ、まあなんとななるやろう、と、小さく考えたのがいけなかった。
 
アレルギー侮れず。
体が弱っている時だと、たちまちひどいことになる。
 
年末年始、無理せずぼちぼち!