みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

砂遊び

週末はご機嫌でやや寝不足気味だったが、日曜はそれが極。
夕方40分ほど寝たのがいけなかったのだと思う。
つい私が隣で新聞読みながら転寝したすきを突かれた。
起きてからテンションはどんどん上がり、
12時過ぎに寝たのだが、1時間くらいして起きたあとは、ばりばりだ。大騒ぎ。
 
結局2時半に消灯したが、それから多分すぐ寝たのだとは思う。
でも、朝はきっちり、おねえたちの登校には間に合う時間帯に目を覚ました。5時間睡眠。
 
イメージ 1しかし機嫌はすこぶる良いので、登園。
今日は終日親子通園日で、
保育ではリハビリの先生にもついてもらって、
砂場で砂遊びだ。
来月頭に芋ほり遠足があるため、
それに向けての意味もある。
 
力は段ボール椅子に、座らせてもらった。
なかなか落ち着いて座れていて、
これなかなかいいね、と言っていた矢先に、
手で砂をぽん!とはねあげ、気管切開孔周りに、
砂がばらばらとかかってしまった。
 
大変!
 
先日からプールの際の、
気管切開部分への水かかりのケアには、
一生懸命だったが、
実は砂の方が危険ではないか。
全くケアせずに遊び始めしまった。なんてこと。
 
保育士の先生とリハビリの先生と私とで、
あたふたと砂を取り除いたが、
砂も湿ってるし、孔周りも分泌物でべたべた。
きれいに取り除けず。
いかんいかん。
 
とりあえず、スタイで防御して、
動く手に注意しながら遊ぶことに。
 
足を砂の中に埋めてみると、多分冷たいのだろう。まんざらでもない様子だった。
埋まっている足を、もにもに、動かして、ぽん、と、砂から出してにやにやしていた。楽しそうじゃん。
 
2歳児時に砂の中で少しだけ遊んだことがある。その時は、どんよりと埋められるばかりだったが、
随分成長した。感触遊びの、言ってみれば、上級レベルにある、砂遊び。
嫌がらずに遊べたことは本当にいいことだと思った。
砂遊び、はまるとめっちゃ楽しい。許されるなら、私も砂だらけになりながら、遊びたい位だもの。
 
日が照っていたのもあって、早めに引き上げた。
服を全部脱いで、チェックしたが、胃ろう部分にも砂が紛れていた。
胃ろうは、まあまだいいとしても、
気管切開孔から気道内に砂粒が入ってしまうと大変なことだが、なんとか大丈夫そうだった。
これは、プールに引き続き、工夫せねばならん、と、先生たちと話した。
制限をなるだけきつくせずに、安全に遊べるなら、力もきっともっともっと楽しく遊べそうな予感。
 
2時間目にはこの砂遊びを振り返り、先生たちと勉強会。
砂遊びの意義、というところまで、他の保護者のみなさんとも一緒にいろいろ話した。
ジョイント保育、という時間であるが、
なんとなく頭でぼんやりわかっていることでも、
それぞれで言葉にして話し合いつつ考える時間は、非常に有意義だと思う。
 
午後は園長懇談があり、また分離状態だった。
力は案の定、寝ることなく、寝るのを我慢しながら過ごしていたので、少し早めに早退して、寝かせることに。
 
しかし。夕方になっても寝ず。
そんなら、と、夜の注入前に入浴して、いつでも寝ることができるようにしてやった。
おねえたちに協力してもらって、20時以降は居間を薄暗くしていたのに、寝ずにテンション高い。
 
早く寝かせねば、けいれん誘発してしまうかもしれない。
おねえたちを寝かせて、消灯して、それでも騒いでいるので、久しぶりに睡眠導入の水薬を半量投与。
それでも粘っていたが、20分後には大の字で寝てしまった。よかったよかった。薬はうまく使わねば。
 
このまま、夜ずっと起きずに寝れば、かなり睡眠時間を確保できる。
しっかり寝てくれよ!