みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

三歩進んで…

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夜はやや起きてた。三時頃から寝たらしいが、六時前にはうんちして起きていた。

今朝の調子良さそうな様子を見ると、やっぱ一日一日よくなるんだなあ、と嬉しい気持ちでいっぱいだったが、朝の注入後半からたんが多い。
妙な状態のたんではないが、吸引頻回のところ、嘔吐。
すい炎の時以来だ。

あせって看護師さん呼んで、医師を呼んでもらった。

少量だが、胃液と緑色のおそらく胆汁だ。
イレウス(腸閉塞)かも、とレントゲンと、嘔吐前に採血していた結果待ち。
ただうんちは朝から出ていたのだ。嘔吐も少量なので、可能性低い、と言われたが、心配。

結果は、胃と小腸の上部分が、ややガス溜りか、拡張気味らしい。
また採血では、白血球値がイマイチ下がってない。その他はまあ変な値はなし。悪いとは言えないが微妙、な結果となった。

午前の二回目の注入前の残量が、前回の1/3もあったので、スキップして、胃の動きを促進する漢方薬を処方してもらい、午後の注入前から投与することに。

なんとなく呼吸数が多めだし、嘔吐感がありそうな様子。しばらくすると朝寝。

午後注入前に残量みると、胃液と胆汁ちょっと。下腹張ってる感じだったので、ガス抜きしたら、やや出た。胃からも空気が引けるので、かなり空気溜って消化の邪魔をしているのだろう。

漢方入れて、ゆっくり注入開始した。

漢方のおかげか、なんとなく嘔吐感無くなり、表情も戻ってきた。
しかし、ゆっくり注入すると、次回との間隔があかない。夜注入前の残量は、1/5程だったので、差引量を注入することにしてスピードはあげた。

夜は、全量の一割に減ったが、やっぱり残はある。いつもは小腸の消化の問題で下痢との戦いだが、今回は胃での消化との戦いになった。

これも開腹し、胆のう切除する際、胃を避けるために、少し動かしたからだろう、とのこと。

開腹すると、思わぬ余波がくるものだ。切ったりしなくても、開けること自体、人間の体にとって不自然なこと。

あまりに順調で逆にドキドキだったが、ここで足踏み。三歩進んで何歩か下がっても、大きく下がらねばよしとしよう。

嘔吐感がなくなったあとは機嫌は大変よく、横の柵に激突しないか見てないといけないほど。
子が笑えば何事も救われますな。