みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

虐待疑惑???

このごろ力の泣き泣きモードが増えた。
夜の風呂前になると必ず機嫌よく、身体も良く動かしているので、大丈夫だろうと思いはしているが、
それにしても、この週末は、起きたら泣き、そばでとんとんしていたり、抱っこしていると泣きやむが、
土曜など、目を覚ましている時間はほとんどALL機嫌が良くなかったのだ。
冷静に考えれば、木金曜は久々に連続通園して、疲れたのに、朝、何となく目を覚ましてしまって、
今一つ寝足りなかった、というのが、それっぽい理由ではないかと後からはわかったが、
こんなに泣くなんて、何か、どこか異常があるのではないか?と心配した。
夜までだめなら、これは病院に相談だ、と、本格的に考えていたら、
結局その日も、夜、おねえたちが寝た後に、急に機嫌がよくなり始め、風呂前にはやっぱりテンションマックス。
風呂後に騒いだ後は、スイッチ切るようにぐっすりと眠った。
甘えか?オレだけをみてくれ!か?
 
その機嫌超悪の日の夕食時、少し椅子に座らせてみたら、少しだけ気も紛れていたようだが、すぐに号泣。
寝かせてみたが、腹を立てたのか、号泣おさまらず。
 
私は、娘たちの夕食を先に準備して、自分は食べずに、力の隣でなんやかんや、やっていた。
 
ふと見ると、おねえNが、心配そうな不安な顔でこちらを見ている。
 
母:?どうしたと?ちーくん、大丈夫よ。多分甘え泣きやろとおもうよ。熱もないし。お腹も大丈夫やし。
N:え、あ、うーん、、、、ちーくんも心配やけど、、、、(かなりしばらく間)
  あのね、ちーくんがずーっと泣きやまんでさ、夜中までずーっと泣きやまんかったら、
  おかーさんがごはんも食べられんで、眠りもできんで、気が狂って、
  ちーくんのこと、虐待したりしたらどうしよう、って思ってどきどきしよったと。
母:あー?、おかーさんが?気が狂って?今?うーんそれは、かなりの確率で大丈夫やろ。
  だってさー、今までの中から考えれば、今はだいぶん、というか、断然楽になったけんさ。
N:えー、だってさ、新聞とかニュースとかでは、赤ちゃんがずっと眠らんけん、お母さんの心が壊れてきて、
  それで赤ちゃんにひどいことする、って、あったけん。
(そういえば、ちょっと前、新聞の連載物で、子どもの虐待のことを、一生懸命読んでいたなあ。。。。)
母:あー。それはねえ。いきなりなる、とかじゃないよ。一日泣きっぱなしやけんて、
  お母さんが気が狂ったりすることは、まずないって。
  それに、よっぽど、キミ(N)が赤ちゃんの頃の方が、お母さんイライラして、怒ったりしよったもんね。
  ちーくん時は、どれだけ寝らんでも、どんだけきつくても、ちーくんに腹を立てたこと、一回もないっちゃんね。
N:えー、ほんとにー、そんならよかったー。
  (といいつつ、赤ちゃん時に自分が怒られていたことで、ちょっと複雑な顔)
  Nさあ、赤ちゃん、ちゃんと育てられるかいな?虐待とかしたら、どうしよう?
母:赤ちゃんを育てるのは、みんな大変やけど、お母さんが一人ぼっちやと、心が壊れることが多いと。
  だけん、困ったら、じゃなくて、困りそうやったら、すぐに誰かに相談せないかんよ。おかーさんば呼んでよ。
N:ふーん。わかったー。おかーさん、ちーくん、虐待せんでね!大丈夫とは思うけどさ!!
 
Nは、心身の成長著しいこの一年だった。
学校生活も充実して楽しいらしく、もりもり食べるし、病気知らず。
身体もでかくなってきたが、心もまた、だんだん大人の階段を、登り始めているのだろう。
 
それにしても、虐待か。。。
何事も絶対、とは、言えないが、力に対して、は、絶対ないだろうなあ。
夫にはあるかもだが。うはは。