みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

遊べる力

木金はいつもの保育の場面に戻った。
両日ともに夜騒いで、朝早く起きて、準備終わった時点で二度寝に入り、遅れて登園して到着してから起きた。
 
イメージ 1木曜の、紙芝居時間まではよかったが、
二時間目のボールスライダーは、珍しく不機嫌モードだ。
何かが癇に障ったのか、それとも眠いのか。
 
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もう一人のクラスメートのお友だちも、やや飽きが来た様子だったので、
クッションチェアを取り除き、ボールプールで遊ぶことになると、
横になった瞬間、顔がぱっと明るくなり、元気になった。チェアがいやだったのかな??よくわからんなあ。
 
イメージ 3食事時間になり椅子に座るとさらに機嫌よくなった。
やっぱりよくわからん。
 
最近、この写真のように両手をあご付近に持ってきて、
もぞもぞ動かすので、
Tチューブ先端に取り付けているスピーチバルブ抜去が、
日常のことになってしまった。
いつのまにか、どこかに潜り込んでおり、
探すのにひと手間かかる。
それをみて、力は楽しそうである。
 
この手の動きは、特に、眠い時や疲れた時によく見られるが、
眠いけど眠れない時などにこの手の形になっていると、
いつのまにか力が入って肩まで緊張し、よいことではない。
 
力は足より手の方が、使えていない。
よく動くが、いわゆる手の働きはほとんどしていない。
おもちゃや、私たちの顔などにも手を伸ばさない。
手と脳の働きがあまりリンクしていないのだ。
 
ぶんぶんふり回している状態が多すぎて、なかなか感覚が身についてきていないとのこと。
 
リハビリの先生が、少し固定した状態で手先で遊べる工夫をすれば、少しずつ改善してくるかも、
とアドバイスしてくれたので、担任の先生も、何か考えてみよう、と言ってくれていた。
 
イメージ 4翌日も前日と同じく、二度寝して熟睡のまま園に到着。
すぐに製作物があったので、なんとか起こして、
起きるとまあまあ元気。
本日の作品は「ぶどう」。
水彩絵の具を使って、ぶどうの房を表現する。
力は手にべたべた絵の具をつけて、ぺたぺたすることにした。
最初は絵の具を板に乗せたところに手をつけて、
ぺたぺたしてみたが、
次に、先生から筆で手に絵の具をつけてもらった。
ひやっとして、ちょっとドキッとしたようだが、
まんざらではなかったようだ。
 
できあがったのは、意外にぶどうっぽくなった。
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給食時間になって、
昨日のリハビリの先生のアドバイスを踏まえ、
担任の先生が、食事時間のちょこっと暇な時間用に、と、
机での手遊び道具を持ってきてくれた。
 
最初はマカロニ。
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まあまあ触っていた。
大豆やビーズなど、ころころした乾燥したものは、
嫌いではない。
 
次に、蛍光色の紙吹雪。
このどぎつい色はいかがなもんかと思ったが、
こちらの方が興味を持って触っていたようだ。
大人の思い込みや決めつけはいかんなと思った次第。
 
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帰宅して昼寝しても夜はそこまで遅くならずに熟睡している。
台風の前後に少し痰が増えたが、それでも、
以前と比べれば雲泥の差。
 
体重も増えて安定しているし、
とうとう、おむつのサイズを一つ上にしたくらい。
 
このまま年末まで安定していてくれたらなあ。