みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

力のお気に入り絵本1st.

週明け元気に通園。
からっと陽気から一転どしゃぶりの月曜だったので、体調不安定にならないかと心配したが、大丈夫だった。
 
今日のメニューは、以上児の誕生会。
音楽遊びと乾布摩擦の後に、年長さんの広い部屋で誕生会。
ピアノに合わせて身体を動かしたり、大人が抱っこしてぐるぐる回ったり。縦割り遊び拡大バージョンだ。
 
力は、大勢にも慣れてきて、1時間目の音楽遊びに引き続き、楽しそうに過ごしていた。
「拍手~」
と耳元で言うと、
拍手もどきを何度もしていたので、多分「拍手」の単語は、覚えたのだろう。
ずいぶん覚えたと思われる単語が増えてきている。
「かっこいい~」
「すごいねー」
「なんでもできるね!」
「おふろ(はいろう、きもちいい~))」
「おねーちゃん」
「いい子やねえ~(&わるい子やねえ)」
「だっこ(しよっか?)」
「ごくん(してごらーん)」
 
おお!挙げると、二桁に乗ろうという勢い!すごいねええ!
 
昼の注入時に少しうたたねした位で、帰宅後も元気。機嫌よく過ごして、先ほど眠った。
 
最近、模様替えをしたのもきっかけになり、力用の絵本を近くに何冊か常駐させている。
お姉ちゃんたちのベストチョイスの何冊か。
絵本の読み聞かせは、私自体がかなり久しぶりのことだが、
何度も何度も読み聞かせた、うちにある絵本は、今でも、しっかり、つかえずに読める。蓄積は強い。
連休中は父ちゃんも読みきかせしていたが、
今では、おねえたちが、メインで読み聞かせてくれて本当に助かる。
おねえNは、やさしーく読んでるし、Rは役になりきり、大きな声で読んでいる。
同じ本でも、読み手で全く印象が違うのが、読み聞かせのいいところ。
力は、驚くほど、集中して絵本を見ており、成長を感じられる。
でも、まあ、2冊くらいが限度かな。
 
最初のチョイスを頼んだおねえたちには、
「色がわかりやすく、大きめな絵で、きみらが好きだったのを何冊か持ってきて」
とリクエストしたが、彼女らが力のために選んだ1st.ラインナップは以下。
 
・きゅっきゅっきゅっ
・はじめてのおつかい
・かくれんぼももんちゃん
・そらいろのたね
・めがねうさぎ
・でこぼこフレンズ(飛び出す絵本)
・メイシーちゃんのいろのえほん
・アップルちゃんのとくいわざ
 
おおーなるほどねえ、と思ったのだが、最後の二冊は、彼女らにはあまり読んでやってない。
おねえたち、色がはっきり、という点から選んできたらしいが、
この二冊に、力が最も反応している。多分現時点でのマイファイバリットだ。
先日のお泊まりに、最低限の荷物を持っていくように言いつけたおねえたちは、
その最低限の持ち物の中に、一冊ずつ、力のためにと、それぞれのリュックに入れて持って行っていた。
全く、おねえたち、おせっかいおばちゃんまっしぐらである。
 
・メイシーちゃんのいろのえほん/Lucy Cousins            ・アップルちゃんのとくいわざ/五味太郎
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メイシーもアップルちゃんも、どちらも、テレビキャラクター。
母的には、今一つ、な絵本分野ではあるのだが、確かにカラフルだし、
何より好みは押しつけるものではない。本人の「好き」が一番。
はっきりした色合いと太い輪郭線があるイラストが、共通項。
 
メイシーは、内容はなく絵と単語の羅列。それぞれに英単語も。
アップルちゃんは、えええ?はああ?と、今おねえたちが読みきかせながら、突っ込む位の内容だ。
 
力は、時折ばたばた手を動かしながら、しっかり目でページを追う。
読み聞かせしてもらっている姿を傍で見るのは、とてもおもしろい。
 
だんだん好みも変わっていくのだろう。
意味はまだ理解できなくても、見たり聞いたりする力は、毎日のちょっとした積み重ねで付いてくるはず。
母的にも、ずいぶんご無沙汰していた読み聞かせ、新鮮で、気持ちよい。
ちなみに、私はRと同じく、声色なりきり型だ。