みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ラストスパートに向け

今日午後から、一気に気温が上がった。
夫と交代して、今日は一晩自宅で休むことにした。

昨晩も一度も起きずに遅起きぐっすり。
日中の交代時まで、前日とほとんど変わらないペースだった。

休暇をとってもらっているばあちゃんが、じいちゃんと一緒に久々にやってきた。弁当持って。
力を見て、おお!いい顔しとる!と喜んでくれて、力もうれしそうに顔を見比べていた。

昨深夜から点滴を持続でなく、時間単位で滴下することになり、
少しだけ身軽になった。
あせらず注入量を通常に戻していければ、来週には点滴も外れるだろう。


当初予定よりずいぶん長い入院生活になってしまった。
付き添い者は、簡易ベッドを有料で借りることができるのだが、
術後の急性期だけでいいや、と、費用のことも考えて1週間で返却した。
泊りはあと数日だろうから、と、簡易シート敷いて、ほとんど床にごろ寝していた状態だった。

それが予想外に長くなった。再度借りるのもなんだか長居を助長するような気がして、
そのまま床ごろ寝を続けたが、途中からこりゃ身体が持たんぞ、と、
ヨガマットを家から持参して敷いたら、少しはましになった。

家でもごろ寝状態に近いのだが、
病室は、室内のどこかに灯りが付いており、スタッフが定期的に巡回に来る、
医療機器がずっと作動しているような非日常空間のためか、
ほとんど気絶状態で寝てしまう日々では考えられない、夢を、たくさんみた。しかも怖い夢や変な夢。
いくつかは映画化してもらいたいような、近未来なものもあった。

慢性寝不足と気絶もいいとは言えないが、それでも慣れた家で眠れるってことは、
ありがたいことなのだとしみじみ思う。

今日一晩だが寝床でゆっくり寝て、
これからがラストスパートになることを願いつつ、淡々と頑張ります!