みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

花火大会の日に冷蔵庫が壊れる

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夏休み明けの連続通園、しかも、連続リハビリで、少々お疲れ模様の力。
一日は念のためお休みすることにして、のんびり過ごした。


週末は、このへん恒例の花火大会だった。
うちは、花火見物にはもってこいの場所なので、毎年多くの友人に来てもらうのだが、
今回はインフルエンザのこともあり、
越してきてからずっと、一度も家族だけでのんびり鑑賞したことがないのでいい機会と、
誰にも声かけず。
今日はのんびりおねえたちと力で、ベランダに出よう、と思っていたら、
冷凍庫から水が垂れてる。
ありゃりゃきっちり閉めてなかったのかなあ、と閉めてしばらくしてみるとなんだかヘンだ。
冷凍庫だけの故障かな、と思っていたら、午後になって冷蔵も冷えが悪い。
これはいかん。


今度の大物家電の買い替えは冷蔵庫だ、と、ちょうど数日前に、母と話していたところ。
その会話を聞いて、へそを曲げてしまったのだろうか?
明らかに故障。とにかく至急だ。

おいそれと買いに走れないうちなので、ばあちゃんにヘルプを出した。
明日午前中にきてもらうことにして、それから買いに出かけようと予定。
事前の調査をすぐに開始。
機種等の選定の前の段階だったので、金額云々よりもまずはそれから。
しかも、故障買い替えなので、全く売り手市場である。悔しい状況だ。

夕方ダッシュで機種調査して、狙いを定め、数店舗、ヒアリングをした。
近隣は家電店激戦区なので、値交渉はやりやすいのが、今回は早いが一番。
それなのに、今日に限って花火大会のため交通規制で配達はどこも無理。
結局、じいさんと手分けして交渉して、明朝一で持ってきてくれる遠方の店で買うことにした。

それからが大変だ。
食品等の調達は週一回のうちなので、特に冷凍庫は大入り満員。一週間分の食材がある。
その時点では固まり肉は何とか助かっているが切り身の魚とひき肉は風前の灯。
すぐに調理にかかった。どうにか、廃棄するものを最低限にしたい。
魚は煮て揚げて焼いた。
ひき肉は全部ハンバーグとミンチボールに、卵は巨大玉子焼きになった。

かたまり肉を氷代わりにして、牛乳など救済したいもの優先度高いものをピックアップして、
クーラーボックスに移動。これだけは、なんとかしたい!

野菜はこの気温だし出しても危険だろう。
野菜室はまだひんやりしていたのでそのままにした。練り物なども追加投入。

そこまでで大方やってしまった時には、花火はグランドフィナーレの時間。
結局台所に立ちっ放しだった。
ていうか、これって、大勢人が来ているいつもの風景じゃん。

時間に追われて台所でいきり立っていた私に気を遣って、娘達が何かと話しかけてきていたが、
それなのに「うるさい!」と却下しつつ調理しまくった2時間強。
力は、というと、珍しく夜寝している。なんてうまいことやるヤツだ!
調理場が暑く、さらに追い立てられてすっかり消耗してしまった。
食事もする気もなくなり、ぐったりしていたので、力の夜寝は、本当にありがたいことだった。

翌日、朝一で配達してくれた冷蔵庫「ももちゃん」は、おねえたちが色を選んだ。
自分では絶対に選ばない色だったので、まあこんなんも目先変わって何となくいいな、と思った。

おねえたちに、「色、どう?気に入った?」
ときくと、
「わ、でっか!」
その一言のみで関心なし。どういうことよ。

購入したM社の冷蔵庫は、五つ星で、エコポイントつき。
瞬冷凍、という機能がある。
もともと、この機能はおもしろい、ホントかな?と思って目に留めていたものだったので、
このタイミングで購入したのは、偶然ではないのかもしれない。
早速夜、炊きたてご飯をそのまま入れてみたが、おおおお!これまじで、すげー。満足である。

食材も最低減の破棄で済んだし、クーラーボックスの中の物は、ほとんど救済された。
併せて少し、細々したものを整理できたので、よかったよかった。


昨晩、うきーっとなっている私に怒鳴られた娘達、翌日夫に電話でそのことを愚痴愚痴言っていた。
いやはや、申し訳ない。
でも、母は、君らに怒ってるんじゃないから。つまり、そんな時は、母に話しかけるな!が正解。

ちからくん、実践済みですね。


とりあえず、ラスト時間帯の花火は撮った。でも撮っただけ。
それにしても、今日、人を招待しないでよかった。
冷蔵庫無しでは、どうもならなかった。迷惑をかけていただろう。

リサイクルに運んでもらった前の冷蔵庫は、
結婚当初にそろえた家電での中で、生き残っていた最後の一点だったのだ。
何度も転居したが、引越しに耐えて、よこぞここまで頑張ってくれた。ありがとね!