みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

竜の巣!

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本日初めて、金曜日に通園した。

昨年度週二回、今年度週三回の通園になったのだが、
昨年度は週二回通園は2週間も続くことなく不調の波にのまれていたので、
今年度は、まずは、週二回コンスタントに通園できるように、というのが、年度当初の目的。
ということで、月水の通園ペースで今までやってきたが、
先日、日食で休んでしまった上、今週は祭日もあり、金曜に通園することになった。

夏休みなので、おねえたちも同行。娘たちの弁当作りがいるので結構面倒ではあるが、
彼女ら、子どもたちの相手をするのがなかなかうまいし、なんといっても楽しんで過ごすので、
連れて行ってしまえば大変なことはない。

力は早朝から起きて、排泄して、おねえたちと登園できるのがわかったのか、
朝っぱらからかなりハイテンション。やっぱり吐いてしまった。
ちょこっと寝て、またちょこっと吐いて、また寝た。
移動前に起きて、御機嫌。雨が降っていたが、元気に登園できた。

本日のメニューは運動遊び。
同じクラスのお友達と二人だけだったので、のんびりとやれた。
前回トライした滑り台を、もう一歩アレンジして台車にのせて転がすことを試した。

先生たちのお手製の段ボール箱の車に乗って、滑り台を下りる。
こうすると、力のようにうまく座って滑ることができない子どもも、顔を上げて滑ることができる。

詰め物をぎゅうぎゅうにして、乗ると、快適そうだ。

一番目に滑ったが、なかなか楽しそうだった。前回のあおむけ滑りより断然。
3回も滑らせてもらったが、滑り台と床の段差の、ガタン!が、おもしろかったようで、
やっぱり激しめなのが好きなんだなあと思った。

その後は、母は保育士の先生と面談があったので別室に。
おねえたちが残って、先生たちと力とお友達と遊んだらしい。
緑色のビニールトンネルに入れられた力は、きょとんと不思議そうな顔をしていたらしい。

力は、いろんな新しい事ややったことない事に、意外に怖がらずにトライできることはいいところだ。
最初は妙な顔をしているが、すぐに好きか嫌いかは、わかるサインを出す。

昼食中から眠そうになっている。
なんだか、今ひとつ、ぼんやりだ。
大丈夫か?と思いつつ。ちょっと嘔吐感が出ていたが、うんちをしてどうにか持ち直し。


帰宅時は朝よりも雨はひどくなっており、よく降るねえ、とおねえ達と話していたが、
どんどんひどくなり、夕方は、視界1mもないほどの豪雨。雷雨。

力は、こんな天気のせいか、ずーっとぼんやりして活気がない。
心配ながら、力留守番で、おねえたちのピアノレッスンにつきあったが、
なんじゃこりゃー、というすごい状態。こんなの、見たことないぞ!

ゲリラ雨か、と思いきや、帰宅時も全くおさまらずじゃんじゃん矢のように降っている。雷もピカピカ。
帰宅道中の国道も、3車線のうち左端は、タイヤが半分浸かる状態。

どうにか帰宅できたが、ニュースでは、集中豪雨の報がどんどん出ている。
川が決壊して、普通の住宅地に避難勧告が出されている。大変だ!

自宅自体はどうにか大丈夫だ。
でも、先ほど通ってきた国道が、一部不通になった。なんてこと!

こんなイレギュラーな状態では、特に私たちのような家庭は、本当に弱者だ。
力を授かってから、天災のことを考えると、震えてしまうほど恐ろしい。
ちょっと停電したり、断水するだけで、力には即、多大な影響を及ぼす。
避難勧告出ても、実際私たちは、移動することすらままならぬだろう。

深夜の今でも、ごろごろピカピカ、ざあざあである。
ずーっと竜の巣(巨大低気圧/天空の城ラピュタより)の中にいるみたい。

力は、風呂に入る前に、電池が切れてしまった。
今日はもう寝てしまおっと。